スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

着こなしの基本 シャツ編(2ページ目)

サイズと素材選びは慎重に。憧れの海外ブランドは袖の長さに気をつけたい。余裕のある人はオーダーがおすすめ。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

衿型に関係なくプレーン・ノットで結ぶ

ボタンダウン・カラー衿の形はレギュラー・カラーやワイドスプレッド・カラー、ボタンダウン・カラー、タブ・カラー、ピン・ポイント・カラーなどがあり、どれもビジネスに向いている。

最近は4cmの高衿のシャツが増えてきているので、たとえボタンダウン・カラー(ただしブロードクロスか細かなオックスフォード・クロス)であってもあまりカジュアルな雰囲気にはならない。


ワイドスプレッド・カラーよく「衿型に合わせてネクタイの結び方を変えよう」とファッション雑誌で提案しているが、たとえワイドスプレッド・カラーであっても、プレーン・ノットで結んでもかまわない。

ウインザー・ノットで結ぶと、ネクタイ自体にボリュームがある場合はとくに大げさになってしまうからだ。小剣を大剣より長めにしてプレーン・ノットで結ぶことをすすめたい。これにより結び目が少し大きくなりバランス的にちょうどよい。

太結びを好んだウインザー公には申し訳ないが、プレーン・ノットの方がよりすっきりとしたVゾーンを演出できる。どうしてもというならハーフ(セミ)・ウインザー・ノットまでにしたい。


白蝶貝は高級シャツの証

2ミリ厚の白蝶貝ボタンシャツのボタンは白蝶貝や高瀬貝、樹脂ボタンなどがあるが、白蝶貝がもっとも高級とされている。以前は厚さ2mm程度のボタンが多かったが、最近では4mmの特厚ボタンが主流になりつつある。


4ミリ厚の白蝶貝ボタンこれはクラシコ・イタリアのブームの影響もあるが、それだけ上質の貝を使っているというブランドの誇りでもある。高級感があって割れにくいという反面、意外と掛けづらい。


次のページでは、「良いシャツの見分け方」を教えます
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