スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

着心地で選ぶならアンコンスーツ

「アンコン」ってご存知ですか? 芯地やパッドを極力使わず、軽~く、着心地よく仕立てたスーツです。

池田 保行

執筆者:池田 保行

メンズファッションガイド

アンコンスーツがこれからの主流です!

トゥモローランド
トゥモローランドのアンコンスーツ5万5650円、ベスト1万8900円、チーフ3990円、オリアンのシャツ2万3100円、フランコミヌッチのタイ1万5750円(以上トゥモローランド)
ツイード調のスリーピースはいかにも英国風で旬のスタイルです。しかし、このスーツ、見た目の英国調とは180度真逆の仕立てが特徴です。じつは、このジャケット、「アンコンストラクテッド仕立て」なのです。

肩
若干丸みのあるナチュラルショルダーですが、触ってみるとパットや芯がつかわれていないので、肩の上にふんわりとフィットします photo:石井幸久
アンコンストラクテッド=アンコンは、その名のとおり「非構築的な」の意で、ローファージャケットと呼ばれることもあります。本来のスーツに不可欠な、芯地やパットなど副資材を極力使わずに仕立てるため、肩周りの作りはシャツのように軽く、カジュアルジャケットかカバーオールのようなフィット感となります。

そのままスーツの表地だけで、アンコンに仕立てると、とてもビジネス用には向かないカジュアルな姿になってしまうのですが、こちらのスーツのようにしっかりと肩が入っているように見える仕立てには相応の技術力を要します。つまり、こう見事なアンコンスーツを仕立てられるということは良質なスーツを作れることの証明でもあるのです。

肩
内側の作りを見てみると。背すべりのための裏地のみで芯やパッドを使っていないことがわかります。しかも袖裏もなし! photo:石井幸久
軽量なうえ肩のアタリがやわらかく、とにかく着心地がラクチン!英国仕立てのスーツは「鎧」の異名を持つほどかっちりと作られ、まるで肩の上にずっしりと乗せたような着心地がその特徴でもあり、これがその魅力でもあるのですが、着慣れない人には“肩のこる”スーツだったりもします。気楽なのに紳士的なスタイリングができるので、ブリブリの英国に抵抗があるひとや、クラシコイタリアのスーツに慣れた人にも新鮮だと思います。


次のページでは、ビジネス使いできるアンコンジャケットをご紹介します。
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