ネクタイはベージュやグリーンが新しい

ネクタイ
パステルトーンのタイを合わせるのが今年のトレンド
Vゾーンは2006年からパープルが注目されています。これも実は元を正せば英国のロイヤルカラーでした。グレースーツにパープルタイ、もしくはパープルストライプのシャツを合わせるといった着こなしは、ロンドンのジャーミンストリート辺りの洒落モノたちの着こなしだったのです。

このパープル、前ページで書いた通り、スーツの流行はとてもゆっくりと変わるので、1年でもう流行遅れということはありません。もちろん今季も十分使えます。しかし、やはり流行に敏感な人にはそろそろ次をと思いたくなるわけで、今注目されているのはパステルトーンのベージュやグリーン、ピンクなどのニュアンスカラーなのです。特にグレースーツにパステルトーンのタイは相性抜群。ストライプシャツの縞色の使ったり、カラーチーフを挿したりして遊んでもよいのではないでしょうか。

デザインはイタリアからイギリスへ

さきほど「グレーがトレンド」というお話の中でも触れましたが、2006年あたりからスーツの型はイタリアからイギリスに移行してきています。90年代初頭から「クラシコイタリア」なる言葉が使われはじめ、イタリアスーツを重用する傾向は10年以上も続いてきましたが、ここへきて、そろそろ原点回帰ということもありますが、飽きがきたのかもしれません。

イタリアスーツと英国スーツの大きな違いは、実は昔ほどはないのが現状です。イギリス人もイタリアスーツの着心地の良さに開眼したのでしょうか、サヴィルロウ(ロンドンにある通りの名前で、著名テーラーのほとんどがここから発信している)のスーツも、最近ではイタリア風のエレガントなラインを汲むものが多くなっています。今季トレンドとされるイギリス調のスーツも、かつての硬派な英国というわけではなく、ややビルトアップした袖付けやコンケーブ気味の肩、イタリアンスーツよりは固めの芯地や斜めに取り付けられたスラントポケット、といったディテールデザインに拠るところが大きいのです。


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