スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

自分に合ったスーツを選ぶ5つのポイント

スーツなんて、どれでも一緒なんてことはありません。実は、体に合ったスーツを選んで着こなしている人ほど、仕事がデキルと言えます。ここはひとつ、こだわりを持ってスーツを選んでみてはいかがですか?

この記事の担当ガイド

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「スーツなんてどれも一緒」ではありません

スーツ
自分の体に合ったスーツを選べる人は、仕事でもデキル人なはず
ビジネスマンの皆さんは、どんな風にスーツを選んでいるのでしょうか? 流行りのブランドで買いますか? 人気のセレクトショップで流行の色や形を選びますか? オーダーで自分だけの一着を仕立てますか? それとも近所の量販店で、なんとなく選んでいますか?

スーツを選ぶという行為は、ビジネスマンの仕事に取り組む姿勢の第一歩ではないでしょうか。「なんでもいいや」でスーツを選んでは、「仕事なんてテキトーにこなしてればいいや」という気分になりませんか? こだわってスーツを選んでいる人が仕事ができないではお話になりませんが、少なくとも、スーツをきちんと選べる人は、仕事もきちんとこなせるはずです。


イギリススーツの特徴

イギリスのスーツ
イギリススーツのポイントは、ビルトアップという形状
「どのようなスーツを選ぶか」の前に、スーツの違いについて触れておきましょう。詳細な解説をすると、本が一冊書けてしまうので、大雑把ですが2種類のスーツについてお話します。まずは、イギリスのスーツから。

スーツの発祥はイギリスにあると言われます。英国上流階級では一日のうちに何度も服を着替え、外出時はもちろん、食事中、食後にくつろぐ時なども服を着替えました。そして、それらのイベントごとに厳格なドレスコードが存在したのです。

イギリススーツの特徴としては、肩をいからせ、袖付けがやや持ち上がった「ビルトアップ」という形状。ウエストは直線的に落ちる寸胴型が主流です。肩パッドを厚めに入れて、表地と裏地の間に挟む毛芯と呼ばれる中素材には馬の尻毛を編みこんだ硬い素材が使われました。さらに特筆すべきは、その生地にあります。毛織物産業が発達したイギリスでは繊維を密に織り込んだ「打ち込みのよい」服地が使われることが多かったようです。

現在ではサヴィルロウ(※)のスーツも、かなりモダンになり、モードの影響を多分に受けたスタイリッシュなものが増えてきています。

※ロンドンのウエストエンド地区にある通りの名前で、最高級のテーラーやシャツ、靴メーカーが軒を並べていることであまりにも有名なエリア。地名は、背広(せびろ)の語源という説もあるが定かではない。

イタリアスーツの特徴

イギリスのスーツ
イタリアスーツのポイントは、ショルダー部分が丸みを帯びたフォルム
もともと英国で生まれたスーツがイタリアに伝わると、イタリア人の陽気な気質に英国の厳格なスタイルはそぐわなかったのでしょうか、イタリア独自のスーツ文化が花開きます。

肩は丸くエレガントな形状になり、イタリア人が理想とする逆三角形の男性美を強調するようにウエストを絞ったシルエットになりました。芯地も薄く軽いものが使われると同時に、芯をまったく使わない一枚仕立てのジャケットも生まれています。素材は英国のものとは異なる、「打ち込みの浅い」軽くて柔らかく、ドレープが美しく出る生地が使われています。

北イタリアの中心都市であるミラノと、南イタリアの中心都市ナポリでは、異なるスーツスタイルが生まれました。ビジネス都市ミラノでは、エレガントな中にも品位を保つようにややしっかりとした仕立てが主流です。対してナポリでは、気軽にお洒落を楽しめる「ナポリスタイル」。フロントの開きを八の字に開いた「カッタウェイ」や、着心地を良くするために袖山にシャツのようなシワを入れて曲線を作る「ナポリ袖」など、様々な工夫を凝らした作りこみがなされています。

80年代には「マエストロ・ディ・マエストロ」(巨匠の中の巨匠)の異名を持つジョルジオ・アルマーニの出現でソフトスーツが世界的に大流行しますが、これこそイタリアのスーツを極限までデフォルメしたスタイルと言えるのではないでしょうか。

ほかにも「アメリカントラッド」と呼ばれるアイビースタイルに代表されるアメリカ東海岸のスーツや、フランスのモード的なスーツもありますが、現在のスーツスタイルに大きく影響を与えているイギリスとイタリアの2つのスタイルを押さえておくことで、あなたのスーツ選びの手助けとなるはずです。


次のページでは、スーツ選びのポイントを紹介します。

更新日:2007年07月10日

あわせて読みたい

    この記事を読んで良かったですか?

    良かった

    1

    この記事を共有する