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不況の金融業界、この先どうなる?
更新日:2009年11月09日
金融業界の再編は業界内の諸事情によって起こることです。しかし、企業の統廃合や業務の改革はかならず消費者、契約者の利益にかなう変化であるはずです。選択肢は減るかもしれませんが、より質の高いサービスを受けるためには、避けて通れない淘汰の道なのです。
資産運用の現場では巨額のIT投資を必要とします。その一方で起きている手数料の値下げ競争で業務利益は減っていくばかり。巨額な投資がペイするためには規模の拡大が欠かせません。拡大するには顧客の獲得が必要ですが、今回の資産大暴落のおかげで新規顧客の獲得に四苦八苦しているのが現状です。顧客を作れないならヨソから奪うしかない!とばかりに企業の連合合従が始まりました。生き残るために規模を拡大しなければならないのは、同業界内では共通の課題だからです。
企業の統合が進むと投資家の選択肢が狭くなるような気がしますが、私は投資家にとって悪くないことだと思っています。元来が横並びで同じような事業をしていた会社の数が減っても選択肢の減少とはなりません。むしろ激化する競争に打ち勝つために、本当に顧客に求められるサービスの提供と付加価値の向上をめざして各グループが独自のビジネスモデルをブラッシュアップするはずだからです。統合は企業サービスの質の向上に至るはずですし、その恩恵はきっと投資家の元にも届けられることでしょう。