
「マネーで学ぶ英語」オバマやグリーン・スパンなど著名人の発言からマネーと英語を学べるという一石二鳥な連載。自然と記憶に残るようなフレーズと分かりやすい解釈つきだから、マネーと英語を同時に学ぶなんて難しい!なんてことは心配無用。
マネーで学ぶ英語
更新日:2009年11月06日
バフェット氏と言えばマネーの世界で知らないものはない「投資の賢者」。その極意を表したのが、今回の“socks or stocks”と言う表現。発音の面からもユーモアが効いてるこの2つの単語ですが、単にウィットに富んでいるだけではなく、もっと深~い意味も隠されています。
Whether we’re talking about socks or stocks, I like buying quality merchandise when it is marked down.
株であろうと靴下であろうと、質の高いものが値下がりしたときに買うのがよい
socks or stocks 「株であろうと靴下であろうと」
バフェット氏と言えばマネーの世界で知らないものはない「投資の賢者」。その極意を表したのが、今回の“socks or stocks”と言う表現です。株を買うのだって靴下を買うのとまったく同じ、質の高いものが値下がりしたときに買えばよいんだよ、とウィットに富んだ表現になっていますね。そして、カンのいい人は気づいているかもしれませんが、“stocks”(ストックス)と“socks”(ソックス)は発音が似ているので、発音の面からもユーモアが効いています。
でも、株で儲けるのってそんなに簡単なんだっけ?と思ったら、中身をもう少し詳しくチェックしてみましょう。実は単にウィットに富んでいるだけではなく、深~い意味も隠されているんです、“stocks or socks”には。だって、バフェット氏の発言は、大前提として「質の高い」企業を見抜く必要があることを示唆していますよね。「安物買いの銭失い」なんて言葉もあるぐらいで、「安い!」と思って買った会社が実はボロボロで、いつまでたっても値段が上がらないとしたら投資という観点からは失敗です。実際、バフェット氏は「質の高い」企業を見抜くためにも、自分がよく分かるビジネスにしか投資をしないことで知られています。
“stocks or socks”に隠されたもう一つの意味合いは、「値下がりした」、つまり株価が十分に安くなったときに買うこと。凡人はついつい人気があって急上昇中の株を買いたくなってしまうものですが、それではダメ。一度買う会社を決めたなら、良いタイミングが訪れるまでじっと待って、安くなったら買うことにこそ投資の秘訣があるとバフェット氏は言っているのです。
いかがでしょう?“stocks or socks”が、ウィットに富んでいながら投資の本質を言い当てること、分かってきました?こんな言い回しがサラリとできるところが、「賢者」という名の下に、世界中のマネー関係者からバフェット氏が尊敬を集めているゆえんでしょう。
今回は経済ダイヤモンドモデルで言うと、一番下の「株価」にフォーカスをあてました。株価というのは面白いもので、ちょっとしたニュースや人間の心理で、その企業の本当の価値を超えて動くのです。たとえば、「経営が危ないんじゃないか?」と多くの人が思うだけで、その会社の株価はドーンと下がったりして。最近もほら、思い当たることありませんか?まだまだ日本経済も不安定ですからねぇ…なんて言っている場合じゃなくて、何とかしましょうこの国を、と立ち上がった男が次回は登場。今がまさに「旬」のあの人です。お楽しみに!
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