文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
ブルース・ウィリスにニコラス・ケイジと、ハリウッド映画を見てると、薄毛のスターもモテモテ。それってもしかして、薄毛で悩んでいるのは日本人だけってこと? そんな関心にお応えすべく、今回は、アメリカをはじめとする諸外国の薄毛事情についてお話しましょう。
薄毛は当たり前で
かつらも作りづらい
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| アメリカではこれまで、日本的育毛サロンはなかった。 |
まずはアメリカから。アメリカではこれまで、日本的な発毛・育毛サロンはほとんどありませんでした。それには幾つか理由があります。
1つには、人種的に、日本人に比べて薄毛になりやすいことが挙げられます。みなさんのお知り合いの欧米人にもいませんか? ちょっと薄くなり始めたら、2~3年の間に、めっきり薄くなったという方が。どちらかというと欧米人は、薄気になって当たり前ゆえに、気にする方も多くなく、ビジネス的に盛り上がっていなかったわけです。
また、黒髪と違って、金髪のかつらは、脱色で染色しなくてはいけないので、本人の毛とのマッチングが難しく、作りにくかったことも影響しているでしょう。日本人の髪の毛の太さが70~80ミクロンなのに対し、金髪の場合は50~60ミクロンと細く、原料となる髪の毛がなかなかないのが実情です。というのも、かつらは、ほとんどが中国やインドの山奥に行って、女の子の長い髪の毛を買ってきて原料にしているのです。そもそも、原料自体がアジア人の髪であることが多く、欧米人の金髪のかつらに適していなかったわけです。
プロペシアの登場で
育毛への関心が高まる!
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| 再婚相手を見つける際にも、フサフサの髪の毛は武器になる!? |
では、そのアメリカでは、どんな薄毛対策が主流だったのかというと、外科的な手術を要する植毛です。これは太く元気な後頭部の髪の毛を、薄くなった部分に移植するもの。アメリカでは一般的な薄毛対策術になります。ところが、プロペシアの登場によって、この流れに変化が生じます。
プロペシアとは、アメリカの医薬品メーカーが開発した世界初の飲む育毛剤のこと。この薬が出てからは、薄毛対策の市場規模も大きくなり、それまでなかった育毛サロンが次々と登場してきました。モデルになっているのが、日本型の育毛サロン。国土が広いアメリカゆえ、日本のように全国を網羅しているチェーン店こそありませんが、それでも西海岸や東海岸と、地域に密着して十数店舗クラスのチェーン展開をしているサロンが見られるようになりました。
昔は薄毛なんて気にしていなかったけど、プロペシアを飲んだり、植毛をしたりして、フサフサの髪を維持する人が増えたことが、育毛サロンが増えた背景にはあるのかも知れません。それに、離婚率の高いアメリカでは、再婚も多いので、フサフサの髪で、いい相手をゲットしたいのかも知れませんね。
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