文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
暖かくなり、屋外で活動する機会も多くなる春。過ごしやすさとは裏腹に、髪の毛や頭皮にとっての敵が意外と多いのも、この季節です。今回は、春のヘアケアの注意点をご紹介いたします。前半は、春特有の髪の毛・頭皮へのダメージ、後半はそれらの対処法です。
体の中からくる危険
 |
春は、とても快適な季節。しかしヘアケアに関する落とし穴もいっぱいです。
|
●頭皮が過敏・不安定快適な春には、寒さが和らぎ暖かくなることで、人間の代謝量の変化は最も大きくなります。そして気温の変化に自律神経が対応できないと、体の色々な部分でトラブルを起こすことも少なくありません。
ですから頭皮もこの時期は、とても敏感で不安定。荒れたり、それがもとで抜け毛を引き起こしたりしやすくなります。髪の毛と頭皮がとても弱い状態になっている——それが春なのです。
●睡眠不足春の自律神経のバランスの乱れは、
睡眠不足をも引き起こします。春は昼も夜も、眠るのには最適の環境。「春眠、暁を覚えず」とはよく言ったもので、いくらでも眠れるのがこの季節でしょう。
しかし、「たっぷり寝たはずなのに、どうも睡眠不足のようだ」と感じられることがよくありますね。それは自律神経のアンバランスさが引き起こしているとも言われていて、寝るべき時間に眠れずに、睡眠不足を引き起こす原因ともなっています。
寝る時間が少なくなれば、成長ホルモンの分泌が少なくなり、毛髪へ栄養が送られにくくなります。当然、健やかな髪の毛には、マイナスですね。
●ストレス年度替わりの春は、新しいことを多く経験します。転勤、異動、引っ越し、進学や就職など、新しい環境や人間関係などに不安を感じることも少なくないでしょう。当然、ストレスがたまりやすい状況になります。
ストレスがたまると、頭皮の毛細血管が収縮して、毛根や髪の毛に栄養が届きにくくなります。どうしても健全なヘアケアに支障をきたしてしまいます。
外から来る危険
 |
砂埃や花粉、小さなゴミなど、春風は色々なものを運んできます。
|
●汚れ春は風が強い季節でもあります。それは、様々な汚れを運んできて、髪の毛や頭皮に付着させます。特にこの時期は花粉も多く飛び交っていて、それらが健康なヘアケアの邪魔をします。それは髪の毛を汚すだけでなく、細かな汚れが頭皮に付着して毛穴を痛める可能性もあるのです。
●皮膚ダニ暖かくなると、皮膚のダニも活発になります。皮膚ダニはほとんどの人の皮膚にいて、人間にとって良いこともしてくれます。しかし、私たちが眠っているときに動き回って毛根の細胞を傷つけたりするといいますから、健やかな髪の毛が育ちにくくなるのです。