それなりに若返って良い気持ちに! ただ問題もありました。
Q.かつらをつけてみて、どうでしたか?
M:最初はとても照れくさかったですね。確かに以前よりはとても若く見えました。なんかオニュー(古いっ)の洋服を着た時のような、新鮮な気持ちと恥ずかしさが入り交じった複雑な気持ちです。
Q.思った通りの自分になれましたか?
M:微妙ですね。まるで自分じゃないみたいなところもあり、不思議な感覚。学生時代とかに飲み会の余興などでよく"きぐるみ"なんか着ていたのですが、あれは「こんな格好しちゃった」という目で見て楽しめるわけですが、かつらは、もうそれが"世間に対する自分の姿"になるわけですからね。
Q.周囲の目はどうでしたか?
M:仕事仲間は昔の自分を知っていますから、「あれっ」という感じ。当時、段階的に増やすのが流行っていたのですが、僕は一気にやっちゃいましたから。だから「そう、つけちゃった」という感じで、一つのお遊びのようなところがありました。お遊びを装って、僕は真剣でしたけどね。当然知らない人からは、ノーリアクション。数回合っただけでは、かつらだとは分からなかったと思いますよ。
Q.今かつらをつけていないのは、なぜですか?
M:実はお金がけっこうかかるので、やめました。かつら屋さんのサロンで散髪するのが一番良いのですが(近所の床屋さんでももちろん大丈夫。だだし、かつらを外して行くか床屋さんで外すか迷ったりしますし、また終わった後のセットも大変です)、行くたびにあれこれ薦められてお金がかかっていましたし、それに、意外と面倒で。
かつらを上手く"つけこなす"には、味方が必要なんです。上手くセットしてくれる人とか、着けるのを手伝ってくれる人とか。僕の場合は妻がそれでしたが、イケメン維持には労力が大変なんですよ。途中で、頭にふりかけてスプレーで固めるものも試しましたが、あれは近くで見られるとバレやすいので、簡単だけど、ダメ。
そんなわけで、かつらをつけたからといって特に女性に大モテになる顔でもないので、「もういいか」とやめました。
Q.かつらを検討している人にアドバイスはありますか?
M:お金と体力がつづけば、あれはあれで価値があると思いますよ。僕が着けていた時よりも今のかつらはずっと進歩しているはずですし。実際に使ってみないと分からないメリット、デメリットもあるわけですから、チャレンジすること自体はいいんじゃないでしょうかね。
でも、一つだけ言えるのは、"モテぐあい"からいうと(女性に対するだけでなく、男性に対しても、ですよ)、かつらを着けていてもいなくても、僕の場合は同じ様な気がしますね。アドバイスとしては、かつらはあくまでも付属的なもの。あなたの値打ち、印象を決めるのは、自信であったり、優しさであったり、向上心であったり、気持ちの部分ではないかと思うのです。
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いかがでしたか、Mさんのお話。彼は今、かつらとは無縁の生活をしています。しかし「もう少し歳をとった時に、帽子と同じ様な感覚でつけられるかつらがあればTPOで試してみたい」ともおっしゃいます。日進月歩するかつらの技術。今後、期待できる部分も少なくないかもしれません。
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