メンズヘアスタイル/スタイリングテク

髪型セットでのドライヤー・ワックス・スプレーの使い方

メンズの髪型セットの方法と、スタイリングの際のドライヤー・ワックス・スプレーの使い方を紹介。美容室でやり方を覚えても、うまく再現できないことってありますよね。そんな悩みを解決するメンズのスタイリング方法です。

大野 洋一

執筆者:大野 洋一

メンズヘアカタログガイド

家でもおしゃれスタイリング!

せっかくサロンでお気に入りの髪型にしてもらっても、自宅で同じようにスタイリングできず、再現できないことってありませんか?また、サロンでやり方を見て覚えても、自分でやるとどうも上手にできないこともありがちですよね。そんな悩みを解決する、家でもできるスタイリング方法をご紹介します。実用的ですので、練習してみてください。

■準備するもの
  • タオル
  • ドライヤー
  • ワックス
  • ヘアスプレー

■似合う顔型・髪質
  • 顔型:卵型、面長、丸型、三角形
  • 髪質:直毛~ややクセ毛
  • 毛量:やや少ない~多い
  • 硬さ:やや柔らかい~やや硬い
 
ナチュラル系のウルフカットで、オールマイティーなスタイリング方法がマスターできます。実は、どんな髪型にも使えるテクニックが満載です

ナチュラル系のウルフカットで、オールマイティーなスタイリング方法がマスターできます。実は、どんな髪型にも使えるテクニックが満載です

 

スタイリング前の下準備

今回のモデルのベースは、長めの前髪で、トップに動きをつけたセミショートのウルフスタイルです。基本的には誰にでも似合うスタイルですし、基本をマスターするためのスタイリングテクニックが満載ですので、ショートウルフをサンプルに順を追ってご紹介します。

■手順1:髪の毛を濡らす
手順1

ヘアスタイリング前の手順1:ウェット状態にします


朝シャンした場合は、そのままタオルドライすればOKですが、そうでない場合は、一度シャワーで髪の毛を濡らしてください。もしも、時間がないようであれば、水スプレーで根元から湿らしても構いません。その後、タオルドライしてください。寝グセを直す目的もありますので、一度しっかり濡らすのがベスト。

■手順2:ドライヤーで髪の毛を半乾き状態にする
手順2:ドライします

スタイリング前の手順2:後ろから前に向けてドライヤーをあてます


全体を乾かしますが、半乾きにとどめてください。この時、地肌を指でこする感じで後ろから前に向けてドライヤーの温風をあてます。すると、全体的に根元が立ち上がります。分け目がつきやすい人も分け目の部分をしっかり指でこすりながら乾かすと良いでしょう。

■手順3:スタイルを整えながらドライ
手順3:ドライ終了です

ヘアスタイリング前の手順3:スタイルを整えます


トップをふんわり立ち上げるようにドライをします。前から見える部分のトップは、髪の毛の中間から真上に持ち上げ、根元に向かって温風を当てボリュームを出しておきます。もみあげ部分は、タイトにもみあげの上から手をあてて真上から下に向かってボリュームをなくすようにする。髪の毛が堅く、全体的に浮きやすい人は念入りにやっておくとスタイルのキープ力がアップします。
 

ワックスを使ってスタイリング

■手順4:ワックスを手になじませる
手順4:ワックスを塗布します

ワックスを使ったスタイリングの手順4:ワックスを塗布します


1cm角くらいのワックスを手にとり、手のひらにまんべんなくなじませます。目安として、手のひらを約6往復くらいこすりあわせると良いでしょう。

■手順5:ボリューム感を出す
手順5:ボリューム感を出します

ワックスを使ったスタイリングの手順5:このくらいボリュームを出しましょう


まずは、この位のボリュームを出す感じがベターです。多少、爆発したようなスタイリングに見えるかもしれませんが、この後のプロセスで、ふんわり感や毛束感、立体感を出しますので、気にしないでください。

■手順6:前髪をスタイリングする
手順6:前髪をスタイリングします

ワックスを使ったスタイリングの手順6:前髪はつまみながら毛束感を出す


前髪を下ろして、指でつまむような感じで毛束感を出します。すると、軽さが出ます。ワックスの量が多いとベッタリとしてしまうので付けすぎに注意。

■手順7:もみあげ部分のスタイリング
手順7:もみあげ部分をスタイリングします

ワックスを使ったスタイリングの手順7:もみあげは押さえつけるようにスタイリング


もみあげ部分は、タイトに押さえつけるようにするとフェイスライン(顔周り)が引き締まり、全体的なフォルムがメリハリのあるヘアスタイルになります。

■手順8:トップ部分のスタイリング
手順8:トップ部分をスタイリングします

ワックスを使ったスタイリングの手順8:ふんわりとしたボリューム感に


トップ部分の中間~毛先をつまむように毛束感を出して動きを強調させます。トップ部分にふんわりとしたボリューム感がないとバランスが悪くなってしまいますので、トップ部分のスタイリングが一番の重要ポイントと言えるでしょう。

■手順9:バックと襟足のスタイリング
手順9:バックとえり足をスタイリングします

ワックスを使ったスタイリングの手順9:襟足は指の間で挟むようにして斜め前へ


後頭部は上に持ち上げるようにしてボリュームを出した後、軽く指を通して整えながら毛束感を出します。えり足は、指の間に挟むようにして斜め前に出します。この時、えり足は浮かないようにタイトに仕上げると頭の丸みがきれいに見えます。

■手順10:スプレーでキープ力UP
手順10:スプレーをかけます

ワックスを使ったスタイリングの手順10:トップ部分は念入りに


シルエットと質感が完全に出来上がったところで、キープ力アップのため最後はハードスプレーをつけます。時間が経つとボリュームがなくなり、ぺたんとなりやすいので、トップ部分付近は念入りにつけると良いでしょう。その際、一箇所に集中してつけすぎると粉っぽくなったりするので注意してください。
 

トップのボリュームと毛束感を大切に

フロント

ヘアスタイリング後フロント

サイド

ヘアスタイリング後サイド

バック

ヘアスタイリング後バック


柔らかい毛束感とクセ毛風の無造作な動きが魅力的なセミショートのウルフヘアスタイル。このヘアスタイルのポイントは、トップのボリュームと全体の毛束感。最低でもこの2つのポイントをしっかりマスターしましょう。

ワックスをつけるだけがスタイリングではないということがお分かりいただけましたでしょうか。ドライヤーの乾かし方においても、思っている以上に重要です。乾かし方次第で、シルエットやスタイルのキープ力もかなり変わります。正しいスタイリングで自分の魅力を120%発揮しましょう!

セミショートウルフをサンプルにご紹介しましたが、基本的なスタイリング方法のため、あらゆるスタイルに対応できます。ぜひとも参考に練習してみてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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