キャリアを積んだライダーはよく「グリップ感」という言葉を使います。グリップ感が大きければ安心してコーナリングができ、グリップ感が希薄だと不安でブレーキングやバンクができなくなる、という言葉を聞くこともあります。ではどのようにすれば確かなグリップ感が得られるのか、今回はそのメカニズムを紹介します。
「グリップ感」って何?
そもそもグリップ感とはどのようなものでしょうか。感覚的にはわかったように思えても、実際にどんなものかは説明しにくいものです。“グリップ感がなくて怖い”とか“グリップ感があるから安心する”という風に使っても、それはあくまで感覚的なもの。しかも、タイヤのグリップ性能が高ければグリップ感が大きい、というわけでもないのです。
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| グリップ感を感じるためには、まずそのメカニズムを押さえましょう |
ライダーには常に、バイクに対して安心していられる状態か否かを測りたい心理があります。とくにバンクやブレーキングといった場面では、タイヤがいきなり滑ったら危ないと直感します。ライダーはこの“いきなり滑る”ことが起きそうにない安心感を求めます。すべての動きに対していえることですが、人間は自分にとってわかりやすく、急激に変わりそうにない動きであれば安心します。この安定した状態に近いかどうかを感性が判断すること、その感じ方が「グリップ感」なのです。
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