充実の関西アウトレット
西の大商圏・大阪と神戸。「流行は西から」と言われるように、関西のアウトレットモールは注目度抜群です。ブランド集積度が高いモールから、ローカルの強みを活かした商業施設型の地場モールまで、関東に匹敵する出店数も人気の理由。熱い火花を散らす関西のアウトレットを少海します。
府内4モールはいずれも老舗の大阪アウトレット
関西国際空港にほど近いりんくうプレミアム・アウトレット
1990年代後半から2000年ミレニアムにかけてオープンした、大阪府内4モール。日本にアウトレットという言葉がまだ定着していないころオープンした、いわば老舗といえます。新しいもの好きで、なおかつ安さを求める大阪人気質に育まれ、大阪アウトレットは活気があります。
なかでも最古参は、1995年開業の
三井アウトレットパーク 大阪鶴見。本格アウトレットとしては日本初。アウトレットブームの先陣を切りました。開閉式の屋根に、五層式の建物。花きの卸売で知られる街だけに、開業当初は「アウトレットパーク 鶴見はなぽ~とブロッサム」という呼称で親しまれていました。モンベル提供のクライミングウォールがあるほか、イベント会場も併設。大阪の中心・心斎橋からのアクセスもよく、京阪モノレール・門真市駅から無料シャトルバスが運行(所要7分)されています。ショップは約60店舗。エドウィンやリーバイスなどカジュアル・ブランドのファクトリーアウトレットが揃うほか、コスメのアウトレット店セルレも出店。フードコートには、庶民の味・おいしんぼがあり、モダン焼きなど大阪の味を楽しめます。
府内で次にオープンされたモールは、1999年、
岸和田カンカンベイサイドモールと
大阪南港ATCタウンアウトレット マーレの2モールです。いずれも地の利を活かし地場のデベロッパーが開発した地域密着型アウトレットで、今では、すっかりローカルに根づいているのが特徴。
岸和田カンカンベイサイドモールは、ウエストとイーストのそれぞれ3層式モールで、国内ブランドが主力。ファーストフード店から老舗まで食の店舗も見逃せません。
大阪南港ATCタウンアウトレット マーレの場合、店舗数は50程度ですが、ショッピング以外のアミューズメントが充実。ボーリング場やキッズパークなどが併設されている、やはり地場デベロッパー開発のモールです。
2000年開業の
りんくうプレミアム・アウトレットは場所柄、関西国際空港利用の外国人旅行者も多いのが特徴です。後発でありながら、すでに第3期増床(2004年)を行っており、店舗数も150を超えて府内一。アメリカ東南部の港町・チャールストンをイメージしたつくりが特徴です。南海・JRりんくうタウン駅から徒歩6分、大阪梅田から直行バス(有料)も運行されています。関西国際空港からダイレクトにアクセスできるスカイシャトルバスなら片道たったの100円、約23分で到着です。バリーやフェラガモ、エトロなど一流のヨーロピアンブランドが揃い、ブランド集積度の高さでも大阪では群を抜いています。
このように大阪のアウトレットは、関東上陸より遥か以前に、アウトレットという新業態が定着した土地柄で、すでに成熟期を迎えています。それぞれの特色を活かしているのがおわかりでしょう。