バイクテクニック

更新日:2008年02月27日

タンデムの安全なブレーキング その1

ひとりで走る時よりもデリケートなブレーキングが求められるタンデム。互いが安心感を持って走ることがツーリングを楽しむ秘訣です。そこでタンデム走行をするときに安全なブレーキングのコツを紹介します。

今回のテーマはタンデムにおける安全なブレーキング。ブレーキングはバイクの操作のなかでも神経を使うテクニックですが、後ろに人を乗せるタンデムでは、さらにデリケートな操作が求められます。タンデムツーリングを楽しむために、安全なブレーキングのコツを覚えておきましょう。

ライダーの上手なブレーキングがカギ

まずはライダーに求められる、ブレーキングの注意点を解説しましょう。

1.視線を遠くに向ける
ブレーキング
ひとり乗りの時より早めにブレーキングできるように前方へ注意を払います。ブレーキングの手前で頭の位置をできるだけ上にし、視線を遠くに向けましょう。

2.リヤブレーキが先
ブレーキング
リヤブレーキをフロントブレーキより一瞬早くかけます。リヤブレーキを先にかけておくことで、フロントブレーキをかけてフォークが沈みこむときに車体が前傾するのを軽減できるからです。また、リヤブレーキで車体全体を沈み込ませることで、パッセンジャーにとってこれからフロントブレーキがかかるという「合図」にもなります。

3.急制動は避ける
急制動は避ける
急ブレーキで制動距離を短くしようとすると、体が前に大きくズレてパッセンジャーが驚きや恐怖感を覚えることを肝に銘じておきましょう。ただでさえパッセンジャーは前方の状況が把握しづらいので、フロントブレーキをゆっくり入力しても間に合うように準備しておきましょう。

4.止まる直前までクラッチは切らない
急制動は避ける
ブレーキング時にクラッチを切ると、エンジンブレーキが効かずに制動距離が伸びて、車体が不安定になります。止まる直前まではクラッチレバーは握らないようにしましょう。

5.パッセンジャーとのコミュニケーション
急制動は避ける
パッセンジャーもブレーキングに備えて体のホールドを強くする準備が必要です。ブレーキング時に、パッセンジャーに止まることを伝えられる余裕を持っておきましょう。インカムなどを使用するのもオススメです。

ライダーが常に周囲の状況に注意を払い、素早い判断でバイクの動きをパッセンジャーに伝えることが、ブレーキング時の不安解消に繋がります。

>>次ページはパッセンジャー側の視点からブレーキング時の注意点を解説>>

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埜邑 博道

公私共にバイク三昧の日々を送る『培倶人』編集長が、ツーリングの醍醐味を語ります。

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