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最新メモリAVナビ3台をレポート 前編

PND同様、地図データの収録にメモリを使った2DINインダッシュナビ=メモリAVナビが増加中。最新のメモリAVナビ3台を紹介。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

カロッツェリアAVIC-MRZ90はこんなモデル

カロッツェリアのメモリAVナビ「楽ナビLite」は、AVIC-MRZ90(152,250円)とAVIC-MRZ80(オープン価格)の2台をラインアップ。このうちAVIC-MRZ80は、いわば昨年登場した初代「楽ナビLite」AVIC-MRZ088のマイナーチェンジ版。エアーナビにAV機能がくっついた2DINインダッシュ版といった趣だ。

対してAVIC-MRZ90は新しい地図フォーマット「L-format」を採用し、ナビチャージ機能などの新機軸を打ち出してきた。同じ「楽ナビLite」にカテゴライズしていながらも、この2台はまったく別物と考えたほうがいいだろう。
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カロッツェリアAVIC-MRZ90は7型VGAワイドモニターを採用

そんなAVIC-MRZ90だが、ディスプレイは7型ワイドで、VGAの高解像度。内蔵TVチューナーはワンセグだが、DVDビデオのほか、DivXやWMV、MP4といった圧縮動画も楽しめるなど、多彩な映像ソースに対応している。またiPod(ビデオを含む)やWMA/MP3/AAC/WAVといった音声フォーマットも再生可能。Bluetoothを内蔵し、Bluetoothオーディオにも対応するなど、AV機能の充実ぶりは、さすがカロッツェリアといったところ。

カロッツェリアAVIC-MRZ90の特徴は

ナビチャージは、SDメモリーカードによって地図や情報、音楽を、簡単に最新のものに更新できるという機能。インターネットに接続可能なPCにナビスタジオ(楽ナビLite用)というアプリケーションをインストールし、AVIC-MRZ90から抜いたSDメモリーカードをPCに差し込めば自動的にアプリケーションが立ち上がり、簡単にデータをダウンロードできる。あとはSDカードをAVIC-MRZ90に戻せば、最新の地図、情報、音楽が楽しめるというわけだ。

L-formatとは地図を部分的に書き換え可能な差分更新フォーマットなので、新規開通道路や新しくできたお店の情報などを、すばやく更新可能。地点データと道路データは毎月更新され、地図や検索の全データは、年2回更新の予定だ。最大3年間は、無料で地図更新できる。

ほかに、VICSの5倍の道の渋滞状況がわかるスマートループ渋滞情報や、その日の天気を地図に反映できるウェザーライブもSDメモリーカードによって取得できるし、こちらは有料だがオービスデータをダウンロードして地図に表示することもできる。地図を含めた情報の鮮度は、他のメモリAVナビには無い特徴だ。

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