輸入車/注目の輸入車試乗レポート

The king of SUVか?ランドクルーザー

ランドクルーザーがモデルチェンジし、100から新型の200になった。その走行性能、デザイン、造り込み、ステイタスは、ライバル達と比べてどうだ?

執筆者:松本 明彦


堂々としたビックサイズ


ランドクルーザー 100がモデルチェンジし、新型の200になった。そのルーツは、1951年誕生した「トヨタジープBJ」。「トヨタジープBJ」は、6tトラック用の水冷直列6気筒エンジン、トラック用のトランスミッション、朝鮮特需で大量生産されたSB型トラックの改良版シャーシを使用し、「丈夫で、潰れても直しやすい」ことを目標に開発された。1954年「トヨタジープBJ」は「ランドクルーザー」に名称変更し、以降4WDの王者として、その走破性、走行性能は世界中で高い評価を得ている。

ランドクルーザー 100がモデルチェンジし、ランドクルーザー 200になった。

新型のランドクルーザー 200のボディサイズは、4950×1970×1880mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2850mm。前モデルの100よりそれぞれ+60mm、+30mm、-10mm、±0mmとさらに大きくなった。たとえばBMW X5の4860×1935×1765mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2935mmより、ホイールベースを除けば一回り大きく、レンジローバーの4950×1955×1900mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2880mm並みの、実に堂々としたビッグSUVということになる。

そのボディサイズは、4950×1970×1880mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2850mm。レンジローバーとほぼ同じサイズだ。

エンジンは4.7L V8 DOHC、最高出力288ps、最大トルク45.7kgm。VVT-i(可変バルブタイミング構造)の採用により、前モデルの100から、実に53ps、2.7kgmのアップだ。レンジローバーは、既にビルトインフレームボディを採用するが、ランドクルーザーはSUVとしてボディの耐久性、耐衝撃性を重視し、ラダーフレーム構造を継承した新しいプラットホームを採用する。
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