輸入車/注目の輸入車試乗レポート

強く明るく自由なマスタング

アメリカンドリームを具現化し、アメ車がかっこ良く憧れだった頃を再現する、新型マスタング。それは、強く、明るく、自由なアメリカンヒーローだ。

執筆者:松本 明彦


Freedom

今回の試乗車は、マスタング V8 GT コンバーチブル プレミアム。

本国アメリカに遅れること約2年。2006年11月より、日本でもようやく新型マスタングの発売が開始された。フォード・ジャパンは「Make Every Day Exciting」をブランドのコアコンセプトとし、「Freedom(自由)」「Modern Athlete(洗練されたアスリート)」「Adventure Spirit(冒険心あふれる)」をキーワードとし、マスタングはその中でも「Freedom」を具現化する。

マスタングは「Freedom(自由)」を具現化する、
古きよき日の、アメリカンマッスルカーのスタイルだ。

フォード社の創立100周年記念事業「リビングレジェンド・プロジェクト」に基づき発表された、アメリカンドリームを具現化するサンダーバードやフォードGT同様、そのデザインは、1964年に登場した初代マスタングをモチーフとする。まず全体のプロポーションは、ロングフード&ショートデッキ。強いアメリカをデザインでも表す、アメリカンマッスルカーのスタイルだ。ボディサイドのCスクープ、3連テールライト、フロントグリル中央のギャロッピングホース、丸いヘッドライトなど、誰が見ても「マスタング」と分かるイメージながら、ショルダーラインは力強く張り出し、ボディ前後は絞りモダンに洗練させている。

フロントグリル中央のギャロッピングホースや丸目ヘッドライト・・・
3連テールライトや・・・

クーペのリアクォーターウィンドウは、初代のリアルーバーを現代流に解釈し、安全性にも配慮し視界確保したもの。同様リアのGTマークも、初代のトランク後部の給油口を模し、象徴としてデザインされたもの。現在の実際の給油口は安全性に配慮され、サイドに移動されている。

給油口を模してデザインされたリアのGTマークも、全て初代マスタングから引き継がれたデザインだ。
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