プジョー/プジョー

ちょっと贅沢でおしゃれなクーペ407

先代406クーペの後継車、プジョー クーペ407が登場した。その美しさが絶賛された406クーペを、クーペ407は超えることができただろうか?

執筆者:松本 明彦


シャープで力強くモダンなデザイン

クーペ407と前にクーペが来る新しい名前。

先代406クーペの後継車、クーペ407が登場した。407クーペではなくクーペ407にしたのは、プジョーには1898年のType21に始まる、クーペの長い歴史を持つこと。そして407が、その多くのクーペ達を超えた自負があること、を意味する。

Aピラーが前進し、Cピラーと共に思いっきり寝かされている。キャビンも大きくモダンなデザインだ。
クーペ407のデザインは、406クーペのピニンファリーナに代わり、プジョーデザインセンターの手による。

先代406クーペはそのピニンファリーナによる、エレガントで美しいデザインが絶賛された。新型のクーペ407は、プジョー社内のプジョーデザインセンターの手による。果たしてそのデザインは、406クーペを超えることができただろうか?

トランク一体のリアスポイラーも、角刀で削ったようなシャープなライン。トランクオープナーは407のオーナメントの0。

クーペ407のサイズは、4815×1870×1405mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2725mmの大型のクーペ。先代の406クーペより200mm長く60mm幅広く40mm高く、ホイールベースも25mm長くなり、一回り以上大きくなった。キャビンはフロントウィンドウをグッと前に出し、AピラーとCピラーを寝かし、ルーフが大きく弧を描く。意外にビッグキャビンで、前進したAピラーと共にモダンさを感じさせる部分だ。長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハングは、前進感を強調。クーペとしてのスポーティーさを表現。サイドシルやトランク一体のリアスポイラーなどキャラクターラインは、彫刻刀の角刀でサクッと削ったようにエッジを立て、シャープなイメージを出す。滑らかで柔らかいラインで構成された406クーペとは、デザインのねらいも違うようだ。

シャープで力強くモダンなデザインのクーペ407。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます