BMW/BMWの車種情報・試乗レビュー

オーナー訪問No.13 Hさんのアルピナ

アルピナやアストンマーティンを複数台所有する、精神科医、産業医で美容外科医のHさんを訪ねた。

執筆者:松本 明彦


アルピナマジック

Hさんの所有するアルピナ。まずは、B7 TURBO。
当時「世界で一番美しいクーペ」と言われた、BMW6シリーズをベースとする。

「『アルピナマジック』だよね。でかい7シリーズベースのB12に乗っている時には、まるで3シリーズのように軽快で、3シリーズベースのB3に乗っている時には、8シリーズのように安定感があるんだ」と語るのは、精神科医、産業医で美容外科医のHさん。アルピナの魅力に取りつかれ、複数台を所有するオーナーでもある。

精神科医、産業医で美容外科医のHさん。

「アルピナ」はBMWの一チューニングメーカーと言うよりは、BMWと提携しBMWの高級高性能版を送り出す自動車メーカー。事実1983年には、ドイツ自動車登録局に自動車メーカーとして正式に登録されている。オリジナルBMWより変更される部分は、エンジン、サスペンション、ボディからインテリアにまで全てに及ぶ。

アルピナのエンブレムは、アルピナの基礎を築いたダブル・チョーク・ウェーバーのエアファンネル、そしてクラクンクシャフトを加え、情熱の赤と知性、高い志の青を配色した。
B7 TURBOのセンターコンソールは、運転席を向いたドライバーオリエンテッドなデザイン。シートにはブルーとグリーンのストライプ。

まず見せて頂いたのはB7 TURBO。BMW 635csiの3.4Lの直6を、KKKターボで330psにしたモデルだ。6シリーズは当時、「世界で一番美しいクーペ」と言われたモデル。鮫のような逆スラントノーズや、低いベルトラインが特徴的だ。

2台目はB12-6.0。BMW7シリーズを元とするモデルだ。 撮影協力:Miyagi BMW 青葉西支店

そして2台目はアルピナブルーのB12-6.0。ラグジュアリーセダンBMW 7シリーズが、アルピナの手によって、さらに特別で豪華なレザーとウッドのインテリアに仕上げられている。たとえばフルレザーのダッシュボード。ドア、ピラーやシートバックのウッドトリムなど、細部にわたり全てがアルピナオリジナルのものだ。

フルレザーのダッシュボード。センターコンソールやシフトレバーはウッド。
そしてピラーやシートバック、ドアトリムにも使われるウッド。特別なレザーシートには、ブルーとグリーンのストライプも入る。

V12 6L 440psのエンジンを積む、全長5mのこの大型セダンの発売当時の価格は2,300万円。さらにHさんのこのB12-6.0は、シリアルナンバーが「001」!全世界生産第一号車なのだ。

Hさん所有の、このB12-6.0のシリアルナンバーは「001」!
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