編集部 All About
車購入ガイド
更新日:2004年09月23日
BMW1シリーズは乗ってみるととても気持ちの良いクルマでした。素直なハンドリングや軽快感のあるフットワークはFR駆動のコンパクトカーならではのものでした。

まずエンジンですが、110kw/200N・mのパワー&トルクを発生します。これは可変バルブタイミング機構やバルブトロニックなど、各種エンジン制御を採用することによるものですが、4気筒2Lクラスの動力性能としては十分なものといえます。しかも良いのはパワー&トルクの数字ではなく、実際に走らせたときのエンジンフィールです。
組み合わされる電子制御6速ATもとても滑らかな変速を示します。ATの状態で走っても満足のいく変速が得られますが、ステップトロニックによってマニュアル操作も可能です。このマニュアル操作時のレスポンスや変速フィールも良くできていて、ヨーロッパ車のATが本当に良くなったと感じさせました。6段のワイドなギア比を採用することもあって、時速100kmでのクルージング時の2000回転強といったレベル。2L車としては十分に低回転で、燃費や静粛性にも貢献しています。
ただし、乗り心地はかなり硬めの印象です。試乗車にはスポーツパッケージが装着されていて、タイヤが17インチの50タイヤで、しかも全車ともランフラットタイヤという設定のためもあって、路面の継ぎ目や段差のあるところでは、ゴツゴツした感じを受けるシーンもありました。コーナーで感じさせる懐の深さも含めて考えると、積極的に評価すべき足回りだと思いますが、一人で乗ることを前提にした足回りのような印象です。
(執筆者:松下 宏)
この記事の担当ガイド

編集部 All About