クルマの賢い買い方・売り方/車購入ガイド

NEWオデッセイを買うならコレ! 新型オデッセイ購入ガイド

黒豹をイメージした斬新なフロントマスクに生まれ変わった3代目オデッセイ。立体駐車場にも入る低い全高を武器に、人気を集めています。そこで新型オデッセイの購入ガイドをお届けします。

執筆者:松下 宏


オデッセイL(275.0万円)
新型オデッセイはクルマの基本性能を多く向上させ、快適装備などを格段に充実させながら、主要グレードの本体価格を据え置きにするなど、高い買い得感を訴求するクルマに仕上がっています。その気になれば、本体価格が220万円のSはともかく230万円のMならそのままでも乗れるくらいですら、割り切って選べる人には、良く走る上級ミニバンが、けっこう割安な価格で手に入ります。

オデッセイM(230.0万円)
実際オデッセイを走らせると、200psのエンジンを搭載したアブソルートはもちろんのこと、160psの2.4Lエンジンを搭載したMでも十分と感じさせるだけの性能が得られます。しっかりした操縦安定性を確保すると同時に乗り心地の良さにも配慮した点で、オデッセイの標準グレードの走りは極めて快適なものといえます。オデッセイでは160psエンジンを搭載したMが一番のお勧めグレードです。

ただ、45万円の価格差があるLとMを2台並べて見ると、インテリアの仕様から快適装備の充実度、安全装備の有無、オプション選択の自由度など、いろいろな点で違いが設けられていて、Lのほうが欲しいという気持ちなる人が多いかも知れません。特に発売されたばかりの今の時点ではLの販売比率がけっこう高くなっていると思います。仮に買った後で1回車検を取って5年間乗るとしたら、45万円の差は年に9万円でしかなりません。1カ月当たりにしたら7500円なのですから、快適性や安全性の高いLにしようというのは良く分かります。

MとLの装備の違いを具体的に紹介すると、まず1列目シート用i-サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグのセットがあります。これはオプションで装着すると11万円です。クルーズコントロールはオプションでは装着できませんが、価格ざっと3万円程度でしょう。またMはオーディオレスですが、Lには基本的なAM/FMラジオ付きCDプレーヤー+6スピーカーが付きます。これが5万円相当というところでしょう。ここまででざっと20万円分くらいの仕様の違いがあるわけです。

ほかにホンダ・スマートキーや運転席8ウェイパワーシートなどをセットにした13万円のパワーユーティリティーパッケージと、トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンやオートライトなどをセットにした7万円のコンフォートパッケージもMにはオプションでLには標準です。このふたつを合わせると20万円の違いになります。

それ以外にも3列目電動床下格納シートの有無があり、さらに細かな仕様の違いが重なってトータルでは45万円のグレード間価格差になっているワケで、価格的な妥当性はまあどちらでも同じです。ラグジュアリー志向の強い人はLを選べばいいし、実質本位で良いとする人はMを選べば良いことです。
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