輸入車/注目の輸入車試乗レポート

パリのいま・1

7月下旬、ガイドはひさしぶりにパリを訪れた。そこで目にしたクルマ関連の情報を、3回に分けてお届けしよう。まずは最新の乗用車事情から。

執筆者:森口 将之




いまフランスでいちばん売れている乗用車は、現地の自動車雑誌L’Automobile Magazineに載っていた6月の販売実績によるとルノー・クリオ。2位以下はプジョー207、ルノー・セニック、プジョー307、ルノー・メガーヌの順になっている。シトロエンの最上位は6位のC3で、7位にC4が入っている。写真は3世代のクリオがそろったシーン。こうやってみると現行型はひとまわり大きい。



そのクリオとトップ争いを繰り広げていたプジョー206は現在は8位と、かつての勢いはさすがにないものの、なにしろ歴代プジョーのベストセラー。パリを走る数はまだまだ多い。あらためて見ると、カッコいいし、可愛らしくもあるし、歴史に残るグッドデザインといえるだろう。新型207は残念ながら、今回は実車を目にすることはできなかった。



個人的に実車を見たいと思っていたシトロエンC6は、残念ながら2泊3日の今回の滞在では、遭遇することはなかった。これはパリ市内北西部、ペリフェリーク(環状高速道路)沿いにあるシトロエンの本社に掲げられていた看板。ちなみにシトロエンの本社は、創業当初はセーヌ川沿いにあったのだが、現在その場所は何になっているか、ご存知だろうか?
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