
206RCや307CCスポーツにも積まれる177psエンジンは、アイドリングあたりのトルクは細いけれど、走り出せば低回転でも粘ってくれるので、日本の道のペースでも扱いにくさはない。でもメインステージはやはり4500rpmより上で、音が硬質に変わるとともに、吹け上がりが勢いづいていく。シフトレバーは軽くスッと操作できるタイプで、ペダル配置はヒール&トゥがしやすく、気持ちのいい高回転をキープした走りが堪能できた。

乗り心地は低速で2.0Sより少し固いかな?と思うぐらいで、そんなに差はなかったが、ハンドリングはちょっと違う。ステアリングを切ったときのノーズの動きが、はっきりと鋭くなっているのだ。その後も前がふくらんでいく感じは見せず、切っただけインを向いてくれる。この違いは307CCのプレミアムとスポーツの違いと似ている。とにかく、177psエンジンに似合うリズミカルなコーナリングを楽しめるのだ。

フェリーヌの2台に乗っただけなのでシリーズ全体を断定することはできないが、2.0Sの乗り心地、スポーツのインテリアや走りなどから判断すると、ニュー307はクルマとしての進化をはたしているだけでなく、プジョーらしさがさらに深まっている感じがした。新世代の顔が受け入れられるフランス車好きなら、満足できる1台といえるんじゃないだろうか。
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