輸入車/注目の輸入車試乗レポート

痛快極まるMINIジョン・クーパー・ワークス

日本でも人気の高いMINIに、欧州で開催中のワンメイクレース「MINI CHALLENGE」のレース車両から走りに関するパーツを受け継いだ高性能バージョン「ジョン・クーパー・ワークス」が発売。その乗り味やいかに?

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

レースカーゆずりのポテンシャル

車両価格は363万円。取材車両に装着されたオプションのエクステリアパーツは、JCWのエアロ・ダイナミック・パッケージ(18万3750円)、カーボン・リア・ディフューザー(9万9750円)、ストラットブレース(4万4100円)、カーボン・エア・インテーク(4万950円)、カーボン・ミラー・カバー(4万425円/個)、カボン・バック・ドア・ハンドル(2万5515円)、リア・スポイラー(11万5500円)、ボンネット・ストライプ(1万7000円)、クロムライン・エクステリア(1万5000円)などを装着

先だって日本での発売をお伝えしたMINIジョン・クーパー・ワークスに試乗するチャンスに恵まれました。

内容をざっとおさらいしましょう。まずパワートレインは、欧州で開催されているワンメイクレース「MINI CHALLENGE」で使用されているレースカーと全く同じエンジンを搭載し、改良型の6 速MTが組み合わされます。

さらに、新開発のエキゾーストシステムや、専用デザインによる超軽量アロイホイール、高性能ブレーキシステムなどを装着。いずれもニューMINI John Cooper Works CHALLENGE のレースカーより受け継いでいます。

カタログモデルのクーパーSに比べ、出力が27kW、トルクが20Nmと大幅に向上している
1.6L直4コモンレール式の直噴エンジンにはツインスクロールターボチャージャーが付き、最高出力は155kW(211hp)/5500rpm、最大トルクは260Nm/1850~5600rpm。オーバーブースト時には280Nm/2000~5300rpmを発生。0~100km/h加速が6.5秒、最高速度238km/hという高性能ぶりです。

さらに取材車両には、内外装に、ディーラーオプション137万4555円分、工場オプション4万2000円分の装備が組み込まれています。つまり、車両価格にこれを足すと、500万円を超える買い物になるわけですが…。

JCWスポーツシートは1脚につき価格は31万5000円(!) ホールド性は見てのとおりだが、着座ポイントがだいぶ高めとなるのが難点


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