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マツダRX-8が遂に街に現れた! マツダRX-8公道試乗

これまで様々な場所で何度も試乗を行ったRX-8だが、果たして日本の公道でというのは今回が初めてである。はたして公道での乗り味は?

執筆者:河口 まなぶ



これまで様々な場所で何度も試乗を行ったRX-8だが、果たして日本の公道でというのは今回が初めてである。

試乗会の場所となったのは河口湖周辺。箱根のようなアップダウンのあるワインディングはあまりないが、代わりに街中などまで様々なシチュエーションを試すことができる。では一体日本の公道で、RX-8はどんな印象だったのか。

まず強く感じたのは、やはり搭載される新開発ロータリーエンジン、レネシスの気持ちよさだった。これは他の何物にも代えられない個性であり、魅力だといえる。250psのハイパワー版は、公道でも低速でこそややトルクが薄い感じを受けるが、回転が上がるに従って実に滑らかな伸びを見せる。ロータリー特有の芯がしっかりと感じられる整った回転感と、他とは明らかに違うロータリーサウンドの組み合わせから受ける印象は、ほとんどレシプロエンジンしか知らないボクにとっては衝撃的なものだった。しかもレネシスは静粛性が非常に高く、高回転まで回してもエンジンの苦しい感じを受けない。だから、MTだと低いギアに入れたまま走っていたりするほどだ。こんな具合でレネシスは全てがレシプロエンジンに比べて洗練されている。とても排気量が1308ccしかないとは思えない上質なエンジンだ。

トルクはやはり低回転で確かに薄さを感じる場面がある。特に登り勾配においては3速以上で明確に加速感が衰えてくる。ただこれも本当に全開にしている時の印象であって、もう少しペースを落とせばその限りではない。その意味では低回転が気になるのは発進の時くらいで、後は3000-4000回転をキープすることが多いから普段使いでもあまり扱いづらさは顔を出さない。ちなみにレネシスにおける3000-4000回転での静粛性は、レシプロの1000-2000回転ほどにしか感じないくらいに静かで滑らかだ。

そんなレネシスを6速MTで操れば相当に速い。圧倒的な力感でボディが押し出される、という加速ではなく、エンジンの伸びやかさがそのまま加速感につながっている感じで、軽快な力感のままボディが徐々に前へと出ていく感じだ。6速MTの操作フィールそのものは、やはりロードスターなどと同様で5速MTよりは劣る。というか、6速は1/3/5、2/4/6というゲート間が狭く、イマイチ明確ではない感じなのだ。ただそれでもシフトレバーが非常に短くコクッとした感触を作り出しているので、問題にするほどは悪くない。

このようにしてRX-8のドライブトレーンは、まずパワーユニットそのものが洗練されており、レシプロエンジンのようなざらついた感じがなく、回転そのものにもしっかりとした「芯」が感じられるので、スロットルを踏む右足を無駄に動かして何度も味わいたくなるのである。
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