タイヤ・ホイール/タイヤ・ホイール関連情報

冬用タイヤを長もちさせる保管方法

そろそろ雪国のドライバーにとっても、本格的に冬用タイヤからサマータイヤへと交換する時期となりますが、冬用タイヤは保管の仕方によっても劣化の度合いが大きく変わってくるので、注意が必要です。

執筆者:宮島 小次郎

タイヤは直射日光や風雨が当たらない場所を選んで保管

 冬用タイヤ
冬用タイヤの保ちは、オフシーズンの保管方法によっても大きく変わってくる
今年は関東地方でも4月まで雪が降るなど、なかなか冬用タイヤが手放せないシーズンでしたが、この連休あたりにはサマータイヤに交換しようと考えている人も多いのではないでしょうか。ところで、交換した冬用タイヤを皆さんはどのように保管していますか? 

実はタイヤは保管の仕方によって、保ちや劣化の度合いが大きく変わってくるものです。では、どのような保管方法が理想的なのでしょうか。まず、タイヤにとって一番良くないのが、太陽の光に含まれる紫外線です。

タイヤのトレッド面や側面が硬化してひび割れくるのは、主にこの紫外線によるゴムの劣化が原因となります。そのため、まずは直射日光の当たらない場所に保管するというのが、一番のポイントになります。

次に風雨が直接当たる場所や湿気が溜まりやすいところも避けるべきです。例えば、舗装されていない土の上などに直接タイヤを置いておくのはおススメできません。タイヤカバーを掛けた状態で野ざらしにするのも、雨が降ったときにカバーの内部に湿気が溜まりやすいため、理想的とはいえません。

そのため、保管場所としては直射日光を遮れ、なるべく風雨に直接さらされない場所。贅沢をいえばガレージの中などの屋内保管が最適というわけです。屋外に保管する場合も、なるべく雨が直接かからない場所を選び、市販のタイヤラックなどを使って、地面に直接タイヤを置かないようにした上からタイヤカバーを被せるといいでしょう。その際、カバーの内部に湿気がこもらないよう、定期的にカバーを外して内部の換気を行うなどの対策も有効です。


次のページでは、タイヤの保管の際の注意点を紹介します
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます