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スタッドレスタイヤ購入時のポイント

雪道を走行する機会がある人はぜひ用意していただきたいスタッドレスタイヤですが、購入時にはどれを選べばいいのか迷ってしまいますね。そこで今回は、スタッドレス選びのちょっとしたポイントを紹介します。

執筆者:宮島 小次郎


雪道の走行
雪道を安全に走行するためにも不可欠なスタッドレスだが、購入時には銘柄や時期など悩みどころも多いもの
雪道を走行する際に必要になってくるスタッドレスですが、その購入時や交換の際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。今回はそんなスタッドレス選びついてのちょっとしたアドバイスをご紹介したいと思います。

買い替えのタイミング

すでにスタッドレスを持っている場合、今持っているタイヤがいつまで使えるのか、というのが、一番の悩みどころでしょう。タイヤは生モノと言われますが、特にスタッドレスは鮮度が重要です。スタッドレスが当初の性能を発揮できるのは、新品を装着して3~5年が目安といわれますが、その寿命は使い方やオフシーズンの保管方法などで大きく変わってきますから、一概には言えないようです。トレッドの摩耗量や柔軟性なども寿命を見極める目安にしてみてください。

製造年月
タイヤサイドに刻印された4ケタの数字は、前の2ケタが製造週を後2ケタが製造年下2ケタを表す。写真は2006年の第22週目製造の意味
ところで、鮮度という意味では、タイヤの製造年月も重要です。タイヤの製造年月はサイドウォールに写真のように刻印されています。いくら新品で買ったつもりでも、実は3年前に製造されたものだったというのでは、ちょっと不安です。先日JAF MATEで、製造間もない新品タイヤと製造から3年たった新品タイヤとで性能比較テストを行っていましたが、同じ新品同士でも明らかな差が見られました。

もっともタイヤメーカーでは、しっかりとした保管状況でなら、タイヤの劣化はほとんどないと説明していますから、そのあたりの判断は皆さんにお任せしますが、いずれにしても新しいに越したことはありません。そのため、タイヤの寿命を見極めるには、使用期間だけでなく、製造からの期間というのもひとつの目安にできるのです。

またタイヤの製造年月は、経済的な理由などから中古タイヤを購入する時にも、参考になります。使用期間だけでなく、製造年月も合わせて確認することで、中古タイヤを購入する際のリスクを少しでも低減することができるでしょう。そのあたりのデータを教えてくれないということは……、答えは推して知るべし、ということ。

次ページではタイヤ銘柄の選び方についてです
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