カーメンテナンス/車の点検ポイント

車のポジションランプ&ヘッドライトの正しい交換方法

車を停めて確認してみると片方のライトが点灯していない経験はありませんか?実は車のヘッドライト&ポジションランプのバルブ(電球)の交換は自分で簡単にできてしまいます。ヘッドライト、ポジションランプなどの正しい交換方法について解説します。

執筆者:坪内 英樹

ライトの交換は簡単!LEDやHIDに交換するのもアリ

ライトの交換は自分で簡単にできますよ

ライトの交換は自分で簡単にできますよ

ナイト・ドライブをしていて、ふと自分のクルマのライトが暗いことに気づいた。車を停めて確認してみると、片方のライトが点灯していない……。車に乗っている人であれば、こんな経験を必ずしているはずだ。これはヘッドライトに入っている電球(パーツ用語としてはヘッドライト・バルブという)が切れてしまったのが原因。

ディーラーに持っていくのもいいが、電球交換ぐらい自分でやってしまおう。家の電球が切れたからといって、電気屋さんを呼ぶ人は少ないはず。車だって、やり方さえ知っていれば、電球の交換ぐらい簡単にできてしまうのだ。
 

ヘッドライトの交換方法

手順1

手順1

ヘッドライト・バルブ(電球)の交換は、ヘッドライト・ユニットの裏側から行う。ちょっと狭いが、バルブ交換ができるスペースがあるはず。
手順2

手順2

電気を送るための配線がバルブには繋がっている。カプラーになっていて抜き差しが出来るので、まずはこのカプラーを抜き取る。
手順3

手順3

ウインカーのレンズ部(オレンジや透明の部分)は、初めに外したネジ以外にもう1箇所、裏側からネジで固定されていることが多いので、もうひとつのネジを外してレンズを外す。
手順4

手順4

簡単に抜けてしまっては接触不良等がおきるので、ちょっと力を入れてやらないと抜き取ることができない。とはいえ刺さっているだけなので、グっと力を入れて引き抜けば大丈夫。
手順5

手順5

次に、ヘッドライト・ユニット内に埃などが入らないようにするために付いている、ゴム製カバーを固定する樹脂製のリングを外す。これはは左回りに回転させれば外すことができる。
手順6

手順6

樹脂リングが外れたら、ゴム製のカバー(ブーツともいう)を外す。ヘッドライトユニットにはめ込まれているので、剥き取るように外そう。
手順7

手順7

ゴムのカバーを外すと、バルブの裏側が見えてくる。よく見てもらえば、針金のようなロックピンでバルブがヘッドライト・ユニットに固定されているのがわかるはず。
手順8

手順8

ロックピンは指で簡単に外せる構造となっているので、指でつまむようにしてロックを解除しよう。2箇所でロックされているので、両方とも外す。
手順9

手順9

ロックが外れたら、バルブを引き抜こう。取り付けは逆の手順となるが、バルブは取り付け角度が決まっているので3箇所のツメを合わせるのがポイントとなる。
 

ポジションランプの交換方法

手順1

手順1

ついでにポジションランプのバルブ(電球)の交換方法もレポートしておこう。ポジションバルブもヘッドライト・ユニットの裏側から交換することができる。マーチの場合なら写真のこの部分。
手順2

手順2

写真では配線を外してしまっているが、ポジションバルブの場合、カプラーを外す必要はない。樹脂のソケット部分をヘッドライトの樹脂リンク同様、左に回せばロックが解除される。
手順3

手順3

樹脂ソケットのロックが外せたら、ソケットごと引き抜く。そうすれば、ソケットとバルブをヘッドライト・ユニットから引き抜くことができる。
手順4

手順4

ポジション・バルブは、ソケットにただ刺さっているだけ。手で引き抜けば、簡単に外すことができる。プラス、マイナスの電極も特に決まっていないので、装着も新しいものをただ差し込んでやればOK。
手順5

手順5

マーチのようにHi&Lowビームがひとつのライトで切り替え式のもの(2灯式)は、バルブも1つでHi&Lowビームに対応するH4バルブが使用されている。カプチーノは4灯式なので、Hi、Lowビームそれぞれに別のバルブを用意する必要がある。
手順6

手順6

H4バルブの場合、バルブの取り付け角度を決めるツメは、写真のように3つあり。それぞれ太さが異なるので、決まった角度じゃないと、バルブをライトユニットに装着できない。またH4バルブはHi&Lowビームの切り替え用に電源端子は3本出ている。
手順7

手順7

H4バルブの中をよく見てみると、フィラメント(螺旋状の発光部分)が2箇所あることがわかるはず。向かって左がLowビーム用、そして右がHiビーム用。Lowビーム用の下には光を遮るための板が備わり、上方に飛ぶ光をカットすることで、対向車が眩しくないようになっているのだ。

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