カーメンテナンス/車の修理

タッチアップPART2/実践編 小キズの補修(2)

ボンネット端やフロントバンパーには飛び石によるポチッとした小さなキズがつきやすい。発見したらただちにタッチアップしておきたい。

執筆者:鈴木 伸一


高速道路を頻繁に利用していると、ボンネット端やバンパーに飛び石キズがつきやすい。ポチッとしたマッチの頭ほどの塗装の剥がれで、些細なため軽く見過ごしがちだ。が、発見したらただちにタッチアップしておきたい。特に金属面が露出していたときは要注意だ。さて、その塗装が剥がれてしまった小キズ、水平な面にあったなら比較的簡単にタッチアップすることができるのだ。


1.補修面を脱脂する
まず、キズとその周囲をアルコール(燃料用アルコール/薬局で手に入れることができる)で拭いて汚れや油分、ワックスカスを取り除いてやる。アルコールを用意したなら、きれいなウエスに染み込ませる。


2.キズの底まで確実に拭き取る
アルコールをしみ込ませたウエスで周囲の汚れを拭き取ると共に、爪を立てるようにしてキズ溝の奥に溜まった汚れも確実に拭き取ってやる。


3.容器を振って撹拌する
タッチアップ塗料の容器を「カラカラ」という音が聞こえるようになるまでよく振り、底に沈殿している塗料を撹拌する。これが不十分だと色ムラになったり発色が異なったりするので確実に!


4.小皿に少量取り出す
キャップ裏に付属している筆先に染みた塗料を、容器端でこそげ取るようにして口元の塗料溜に溜めてやる。なお、シンナー分が揮発して塗料の濃度が濃くなっていると塗りにくく、ピンホールもできやすくなる。このため、開封してから日が経ったタッチアップ塗料を使うときは小皿に小量とりだして濃度を確認したい。そして、もしもドロッとしていたなら市販の薄め液で薄めてから使用する。


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