カーメンテナンス/車のトラブル

車のトラブル! バッテリー上がりの対処法

バッテリー上がりの対処法をご紹介。常に自動車のトラブルの上位にランクされるだけに、充電方法、ブースターケーブルの接続方法など、知っておけば安心。

執筆者:高山 則政

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文章 : 高山則政(All About Japan「カーメンテナンス」旧ガイド)

さて、今回は先日の記事で予告した、バッテリーが上がったときの救援法をいくつか挙げてみたいと思います。自分だけでなく、人助けになることもありますので、いざというときの対処法を覚えておけば安心ってものですよ。代表的なバッテリー上がりのパターンから対処法を考える。一口にバッテリー上がりといっても、いくつかのパターンがあります。ケースによってはブースターケーブルで充電してもムダなこともあるんです。

パターン1:「電気の使い過ぎ」
バッテリー上がりの入門編(?)です。ライトの消し忘れ、渋滞などで充電量を上回る電気の消費を長時間行った場合に起こりやすいものです。この場合、充電すればバッテリーが復活することがほとんどなので(放電がひどいと、性能が低下する場合もあり)、救援車を探しましょう。

パターン2:「バッテリートラブルによる極端な電圧低下」
さっきまで何ともなかったのに、ルームランプも点灯しないというような、重傷例です。突然死というほうが正確かも。ブースターで救援できても、すぐ止まることが多いので、バッテリーを交換した方がよいです。近距離に営業しているお店があるなら、買うかレッカーサービスを呼ぶのが得策です。

パターン3:「発電機のトラブルで充電しなくなった」
オルタネーター(発電機)のベルト切れ、オルタネーター自体が壊れた場合には発電がストップするので、いずれバッテリーが上がります。この場合、インパネ上のチャージランプが点灯します。残りの走行時間は、バッテリーの蓄電量と消費電流で決まります。ただし、ベルト切れの場合はオーバーヒートする可能性があるので、万一チャージランプが付いた場合は、速やかにクルマを止め(エンジンは止めない方がベター。バッテリーが上がってると、セルが回らない可能性があるので)ベルトの状態をチェックします。ベルトが切れてなく、目的地や退避できる場所が近距離なら、覚悟を決めて走る手もあります。消費電流をいかに抑えるかがポイントで、停止中はブレーキランプが点かないようペダルから足を離し、サイドブレーキを使うなど、電気の省エネを心がけます。エアコン使用などはもってのほかです。運が良ければ、昼間で1時間、夜間で30分位走れます。

ブースターケーブル接続の注意点は?
a:同極をつなぐ 
当たり前ですが、トラブル車と救援車のバッテリーをケーブルでつなぐ場合、プラスはプラス、マイナスはマイナス(最後はボディアース)へと、同じ電極を接続します。乾電池を使う製品みたいに、マイナスの後ろにプラスをくっつけると、大ショート事故になります。また、ケーブルの赤色はプラス端子へ、黒はマイナス端子へつなぎます。ケーブルのクリップ同士を接触させるのも厳禁です。

b:最後のマイナスはエンジンかボディへ 
ブースターケーブルの接続順は、まず、トラブル車のプラスへ赤ケーブル、それを救援車のプラスへ、次に救援車のマイナスへ黒ケーブルをつなぎ、それをトラブル車のエンジンブロックか、ボディの金属部(塗装されていないところ)へ接続するという4ステップです。最後をバッテリー端子のマイナスにつながないのには理由があります。バッテリーの充電中は燃えやすい水素ガスが発生し、バッテリー付近を漂いますが、ブースターケーブルの接続時には小さなスパーク(火花)が出るため、それによる引火を避けるためです。私自身、どうしてもマイナス端子につなぐときは、バッテリーを扇いだり息を強く吹いて、端子付近に水素ガスがこないようにしてから、つないでます。

更新日:2001年03月07日

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