TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

アルファード&ヴェルファイア~その1~

国産最大級の大きさを誇る新型アルファード、新生ヴェルファイア。異なるデザインを与えて、ヴォクシー&ノアのようにトヨタ内でのライバル争いを展開するだろう。新型も王者たる実力の持ち主か?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


迫力ある佇まい

フロントビュー
ネッツ店扱いのヴェルファイア。「Z」系のスリーサイズは、全長4865×全幅1840×全高1900mm。「V」、「X」系は全長4850×全幅1830×全高1890mm。先代比で全高が45mmマイナス、フロアも55mm低くなっている。価格は300万円~450万円
ミニバン界の王者がフルモデルチェンジしたが、ライバルの現行エルグランドは誕生日が1日違いにもかかわらず、まだ先のよう。新型アルファード、新生ヴェルファイアの先行逃げ切りなるか。その実力を2回にわけてお届けしたい。

乗り降りしやすくなった

リヤビュー
全高を下げ、全長、全幅が長く、幅広くなったことでさらなる迫力と、見た目の安定感を抱かせる。トップ・オブ・ミニバンにふさわしい偉容。リヤコンビはアルファードが赤色レンズ、ヴェルファイアはクリアレンズを使う
ロング&ワイド&ローフォルム。全長を10mm、全幅を25mmプラスとし、全高を45mm下げた新型アルファード、新生ヴェルファイアはフロントマスクもより攻撃的になり、迫力は十二分。高速道路で猛追されたら、メルセデスでもあっさり譲りたくなるかも。デザインの好みは人により千差万別だから論じないが、アルファードは先代の延長線上にあり、ヴェルファイアは2段に分かれたヘッドライトなど、どことなくエルグランドつぶしのような顔つきに見える。

ボディでのトピックは低全高化で、ボディ拡幅をしながらも見た目上は運転のハードルが下がったそんな印象を抱かせるかもしれない。走りは次回に譲るが、コーナーでのロールが抑制され、安心感にもつがっているのは確か。ドライバー、ゲストともにうれしいのが、低床化による乗降性の改善だ。2列目のステップの高さはあまり変わっていないようだが、フロアが低くなった恩恵で乗り降りは格段にしやすくなった。また、運転していて見晴らしはいいのだが、背が高すぎることによる不安に襲われることも少ない。

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