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新型ステップワゴン・その1 新型ステップワゴン登場

モデルライフ末期まで高い人気を誇ったステップワゴンが、ついにモデルチェンジ。新型のエンジンに新型のシャシー、アイデア満載の室内に加えて、新型折り畳み式電動アシスト自転車のステップコンポを伴っての登場だ。子供が楽しく、家族が幸せ、という子供中心の家庭に向けた真のファミリーミニバンが一番のセールスポイントである。

執筆者:川島 茂夫


「これは相当悔しいだろうな」というのが新型ステップワゴンを見た時の印象である。もちろん、従来のオーナーの気持ちになっての思いなのだが、考えて見れば「全然悔しくないもんね」では何のモデルチェンジだか分からない。

ともあれ、外観を見る、内装を見る、見るだけでも明らかに新型ステップワゴンはいい。内外装の質感が著しく向上しているのだ。従来車が安っぽかったとも言えるのだが、新型はワゴンらしいクオリティやセンスを感じさせる内外装なのである。

しかもデザインにヒヨって、合理性とか実用性を低下させていないのも偉い。実はパッケージング(寸法立て)は従来車以上に合理的。屋根の幅を広げてキャビン周りはかなり「箱形」を強めている。それでも商用車のようになっていないのはウェストライン(ウインドウ下端)を低くして、ウインドウを広く採ったデザインのタマモノ。従来車がどことなく商用車的なのは窓の小ささもある。窓は人のための空間の象徴なのだ。

室内は全体的に仕立てが良くなっているのだが、インパネ周りがとくに印象深い。メーター周りがコンパクトになり、面のデザインも随分と柔らかくなっている。インパネの圧迫感が減少したのも、乗る人への優しさを感じさせる。

内装ではシート機能が気になるところだが、新たに前席回転対座機構やセカンドシートのバタフライ型対座機構(反転する)が加わり、車内でアレコレと楽しみが増えた。また、オプションでフォールディングタイプのテーブルを装着することも可能である。前席対座でセカンドシートをテーブルとするのを「レストランモード」といっているが、オプションのテーブルを装着しても下に脚が入らないので、本物の食卓と比較すると使い勝手は今ひとつ。それでもレジャー現場でのベースキャンプとしての機能が大きく向上するのは間違いない。

搭載エンジンはストリームにも搭載されたホンダの新世代4気筒2000ccを採用。新型の可変バルブタイミング機構などの採用により、従来車よりも最高出力で25ps、最大トルクで0.7kg-mのパワーアップをしている。しかも、10・15モード燃費は16%近く伸びて13.2km/lである。これも従来車のオーナーにとっては悔しい限り。

事前の予想ではストリームベースと思われたシャシーだが、ステップワゴン用の設計となっている。フロントにストラット、リヤにホンダ独自のダブルウィッシュボーンを採用。可変ギアレシオのステアリングギアボックスの採用やエンジンとミッションのコンパクト化などにより、最小回転半径の短縮などの日常域での取り回しを改善しているのも特徴のひとつだ。

その他の注目のポイントはステップワゴンとセットで開発された折り畳み式電動アシスト自転車のラクーン・ステップコンポ。サードシート使用状態で、すっぽりと収まる。しかも、充電もできるし、積載状態で荷物を積むことも可能である。ふだんに使っても便利、レジャーに出かける時に便利。便利の二乗という優れモノ。なお、ステップコンポの前身となったラクーンコンポのリポートも掲載しているので、興味のある方はそっちも読んで見てはいかが。

また、ステップワゴンとステップコンポの試乗については、また次の機会にリポートするのが、それまで待てない人は今月の月刊自家用車にかなり精度の高い詳細スクープ記事が掲載されているので、それを読んでしばらく待っていて欲しい。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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