GT500クラスの参戦チーム総覧！(7ページ目)

マッチこと近藤真彦監督率いる最強の伏兵チーム

Car No. 「24」
マシン名　「HIS ADVAN KONDO GT-R」
チーム名　「KONDO RACING」
タイヤ：横浜ゴム
ドライバー：J.P.オリベイラ／安田裕信
略称　「24号車」「コンドーGT-R」「コンドー」

HIS ADVAN KONDO GT-R

俳優、シンガーとしても活躍するマッチこと近藤真彦さんが監督を務める「KONDO RACING」は今年もニッサンGT-Rを走らせます。車名は「HIS ADVAN KONDO GT-R」。

近藤さんがタレント業と並行して全日本F3など様々なレースに参戦してきたことはお馴染みだと思いますが、実は師匠として近藤さんにレーシングドライバーとしての手ほどきをしたのが先に挙げた「チーム・インパル」の星野一義さんです。タレントでレーサーというと趣味的に見られがちですが、日本一の熱血レーサーに指導を受けた近藤さんに限っては全く例外だと考えてください。

近藤さんはドライバーとして94年に全日本GT選手権で初優勝を飾ると、その後は積極的にル・マン24時間レースやフォーミュラニッポンに参戦。2000年から自らのチーム「KONDO RACING」を立ち上げ、監督業にも進出。2006年からは「KONDO RACING」として「SUPER GT」に参戦し、2007年にはチーム初優勝を飾っています。タレント業だけではなく、レーシングチームも自らの会社で運営をし、自社でメンテナンスを行い、レースの現場でも当然、陣頭指揮をとっています。そう、並大抵のパワーでは成し遂げられないことをやっているのです。レースに対する情熱はハンパなものではありません。

近藤真彦監督 【写真提供：日産自動車】

そんな近藤監督と長年パートナーシップ関係にあるのが、タイヤメーカーの「横浜ゴム」です。「KONDO RACING」としてのル・マン24時間レースへの挑戦を通じて、その関係は今も非常に固く、GT500唯一のヨコハマユーザーとして今年も積極果敢なレースで優勝を狙っていきます。昨年も開幕戦からいきなりの優勝を飾りましたし、チームの実力は他のニッサン勢に全く引けをとらないものになってきました。特に今年はニッサン勢は3台、3チームともタイヤが異なるので、タイヤメーカーも気合い充分といったところ。孤軍奮闘の横浜ユーザーといってもチームとタイヤメーカーが共に飛躍する要素を秘めています。おそらく今年はもう伏兵とは呼べないレベルにまで進化するのではないでしょうか？

【KONDO RACINGの最近の戦績】
2007年「WOODONE ADVAN Clarion Z」シリーズ10位
2008年「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」シリーズ14位
2009年「HIS ADVAN KONDO GT-R」シリーズ8位


以上が今年、「SUPER GT」のGT500クラスに参戦する全13チーム、13台のマシンです。「SUPER GT」ではどのチームにもハッキリとした個性があり、歴史がありますよね。そして戦力に関しても突出して強いチーム、弱いチームが存在せず、戦況が予測不能なところが面白く、毎年、毎レースのワクワク感をかきたててくれます。新しいファンも取り込み、ファンの心をガッチリ掴んで離さない「SUPER GT」の大きな魅力はやはりチームの存在にあるのではないかなと思います。

SUPER GT

最近、「SUPER GT」を知った新しいファンの方も、特定のチーム、ドライバーばかりを応援してきた方も、このガイド記事を参考に今年の「SUPER GT」をさらに楽しんで頂ければ嬉しいです。

【SUPER GT合同テスト】
3/5（金）、3/6（土）　鈴鹿サーキット

【SUPER GT 開幕戦】
3/20（土）、3/21（日）　鈴鹿サーキット
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