王者アロンソVS新人ハミルトン!注目の年間王者争い
2007年のF1グランプリはマクラーレン・メルセデスとフェラーリの2チームが突出した実力を示し、実質的なチャンピオン争いはこの2チームのドライバー4人に絞られた。
 |
イタリアGPの表彰台 左からライコネン、ハミルトン、アロンソ (写真:Bridgestone Motorsport) |
そんな中でもマクラーレン・メルセデスの躍進ぶりは凄まじいものがある。昨年M・シューマッハを破り2年連続の王座を獲得したフェルナンド・アロンソがルノーから移籍し、チームメイトにはGP2王者で同チームの秘蔵っ子と言われる新人ルイス・ハミルトンのラインナップだ。
 |
モナコを走るマクラーレンの2台 (写真:Bridgestone Motorsport) |
日本グランプリを前にしたドライバーズランキングのトップは新人のハミルトン(97点)、2ポイント差で王者アロンソ(95点)と新人がチャンピオンをリードするという、シーズン開幕前には予想もしなかった展開になってきている。
驚異の新人ハミルトンの台頭でチーム内での確執も表面化しており、アロンソのフェラーリ移籍の噂まで出始めている。
驚異の新人、ルイス・ハミルトンは富士をどう攻める?
 |
ブリヂストンのソフトタイヤで予選アタックをするハミルトン (写真:Bridgestone Motorsport) |
マクラーレンチームの総帥、ロン・デニスがレーシングカート時代から育ててきた秘蔵っ子、ルイス・ハミルトンがついに今年、F1にデビューした。ハイレベルな2つのレースシリーズ(ユーロF3、GP2)を圧倒的な強さで制し、鳴り物入りでF1に昇格したハミルトンは開幕前から強烈な存在感を示していた。
 |
母国、英国GPで表彰台にあがったハミルトン。 (写真:Bridgestone Motorsport) |
その最大の理由は彼がアフリカ系の血をひくことだろう。白人の貴族社会から生まれたカーレースの世界で黒人のトップドライバーは非常に珍しい。
有色人種が力を持つ事が難しいとされるF1の世界で、ルイス・ハミルトンは真面目で直向な性格とそのスピードで開幕戦から自らの存在を示した。
そして、デビューから6戦目のカナダGPでは初優勝を飾り、チャンピオンのアロンソの心を完全にかき乱した。
残るは3戦、富士、上海、インテルラゴス(ブラジル)
2ポイント差で王者アロンソと新人ハミルトンのガチンコ勝負が見られる。これは歴史的な3戦になることは確実だ。ハミルトンにとってはこの3つのコースは初めて走るコースであり、アロンソにとっては走りなれたコース。条件面ではアロンソ有利は変わらないが、2台のビッグバトルを期待せずにはいられない。
次のページでは気になる日本勢の富士での見所をご紹介します。