鈴鹿に響きわたるエグゾーストノート
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| エンジンはトヨタ・ホンダとも、各チームにV型8気筒3000cc自然吸気エンジンを供給してきた |
2006年3月6日~8日の3日間、鈴鹿サーキットでフォーミュラニッポンの合同テストが行われた。
今シーズンからフォーミュラニッポンには、新シャシー ローラFN06が導入され、エンジンもトヨタ、ホンダが各チームにV型8気筒3000cc自然吸気エンジンを供給する。日本の2大自動車メーカーが参戦することで、ワンメイクで戦われた昨年までとは全く違う楽しみが増えたといえる。
シーズンオフの間に行われたエンジンテストでは、トヨタエンジンがやや有利と伝えられる中で迎えた初の合同テスト。しかし、両メーカーが供給するエンジンは非常に信頼性が高く、3日間のテストで大きなトラブルはなかった。さすがはF1を戦う自動車メーカーである。
チームにとっては新シャシーのデリバリーが予定よりも遅れたため、特にスーパーGTと掛け持ちで参戦しているチームにとっては慌しいテストとなった。1台しかマシンを準備できないチームも存在し、このテストの段階ではスペアパーツが不足している状態だった。
新シャシー ローラFN06は、サイドポンツーンがF1のトレンドを追うかのように絞り込まれている。そのせいか旧型のB351と比較すると随分小さくなった印象を受けるが、基本的な寸法は変わっていない。旧型マシンと共通のパーツも多く、メカニックにとってはメンテナンスしやすく、何より新車導入による各チームの負担を軽減させるのに一役買っている。空力性能に優れたニューマシンは、旧型に比べてスムーズなコーナリングを見せ、非常にポテンシャルの高いマシンと言っていいだろう。
4月の開幕を見据え、調整が続く
初日こそ断続的に降り続く雨の影響でチェック走行が中心となったが、2日目以降は各チーム足回りのセッティングに重点を置いて調整を進めた。4月の開幕までにやるべきことはやれるだけやっておかなくてはならない。
各ドライバー、真剣な眼差しでマシンに乗り込んでいくが、あまり無理はできない。スペアパーツが不足しているため、開幕前のテストでマシンを壊せば確実にスタートダッシュに出遅れることになる。マシンを速く走らせるのがドライバーの役割だが、「果敢なアタックは本番におあずけ」というフラストレーションが溜まるテスト走行になったようだ。
しかし、ドライコンディションとなった2日目には旧型のレコードタイムに迫る1分45秒501をブノア・トレルイエ(IMPUL/トヨタ)がマーク。3日目には、ブノア・トレルイエをトップに4人のドライバーがレコードタイムを上回る1分43秒台をマーク。セッティングをさらに煮詰めていけば、大幅なタイムアップが期待できる。
拮抗するトヨタとホンダ
気になるトヨタ、ホンダの両エンジンのポテンシャルは実力拮抗であることが見えてきた。トヨタエンジンユーザーのIMPULの2台がトップ2を形成したものの、ルーキーのロイク・デュバル(中嶋企画/ホンダ)が堂々の3番手につけ、非凡な速さをアピールした。最終日、3日目のタイムを見ていくと、トップのトレルイエから9番手の片岡龍也(ル・マン/トヨタ)までが1秒以内の中に入っている。
まだ初回のテストであるだけに、各陣営の今後のポテンシャルアップは未知数であるが、昨年までのフォーミュラニッポンで見られた予選から決勝までの接戦ぶりはマテリアルが変わった今年も維持されそうだ。新外国人、ロイク・デュバル、ビヨン・ビルドハイムをはじめツワモノも参戦し、さらにコンペティティブな接戦が期待できそうな今シーズンの開幕がとにかく楽しみだ。
開幕戦は4月1日(土)・2日(日)、富士スピードウェイで開催される。
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| 新外国人、ロイク・デュバル、ビヨン・ビルドハイムをはじめツワモノも参戦し、さらにコンペティティブな接戦が期待できそうな今シーズンの開幕 |
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