HONDA(ホンダ)/ホンダの車種情報・試乗レビュー

“上級移行”したアコードの存在感

8代目となり、フラッグシップに引けを取らないボディサイズとなったホンダ・アコード。あらゆる性能・機能を徹底的にこだわり、大幅に「質」を向上させたというが、どんな仕上がりになったのだろうか。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

Eクラス、5シリーズがライバル

アコードフロント
1976年に誕生し、今回で8代目となるアコード。「アドバンスド・クオリティ」をキーワードに、大幅に「質」を向上させた。写真はアコードツアラー

ここ数年、アコードのイメージは極端に薄くなっていたように思う。一昔前ならワゴンが人気だったりしたものの、先代モデルになって以後、存在すら忘れ去られてしまっている。そんな中「突然」といった感じで新型アコードの登場となった。

スペックを見ると、いやいやデカい! 全長の4,730mmこそスカイラインの4,755mmと同じくらいながら、全幅ときたら1,840mmもある! クラウンマジェスタが1,795mm。ホンダのフラッグシップであるレジェンドの1,845mmに肉薄しているのだ。

アコードリア
全幅はアコード、アコードツアラー共に1,840mmとメルセデス・ベンツEクラスの1,820mmより幅広い。価格はアコードが270万円~380万円、アコードツアラーが295万円~410万円となっている

なぜこんなサイズになったのか? 今や世界的に4ドアセダンは二極化し始めているそうな。なるほど日本市場を見ても、200~250万円級のセダンなど売れていない。この価格帯、ミニバンに占拠されている感じ。ヨーロッパだと5ドアHBの市場になってしまう。

かといってダウンサイジングするとシビックとバッティングすることに。「それじゃ思い切って上級移行しよう!」という判断を下したんだろう。実車を見ると、大きさ感もさることながら、上質感が出てきた。もはやベンツEクラスやBMW5シリーズのライバルといった雰囲気。

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