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クルマはここ20年、装備内容は向上しながらも、価格はほとんど上がらない「物価の優等生」だった。ところがついにプリウスが3%の値上げを実施。これからの国産車の価格、どうなっていくのだろう?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

日本のクルマは優等生

レガシィ
20年前の最上級グレード並みの装備が今では標準装備。にも関わらず、値上がりを感じさせない価格を保持している。写真はレガシィツーリングワゴン 2.0i Urban selection

自動車は物価の超優等生である。なにしろここ20年、価格が全く上がっていなのだ。例えば1989年にデビューしたスバル・レガシィツーリングワゴンの「2000TZ」の価格を見ると197万円。

この価格、消費税は含まれていないため、206万8500円ということになる。一方、現行モデルの「2.0i」を見ると229万9500円。23万1000円値上がりしているものの、装備内容からして格段に向上してます。

当時は装着されていなかった運転席+助手席エアバッグやABSを標準で装備。さらにCD付きオーディオや、16インチタイヤ+アルミホイール、オートエアコンまで付く。もはや当時なら最上級グレードという感じ。クルマ本体やエンジンのグレードアップに至っちゃ数十万円に値する。

こらもう軽自動車からミニバンにも当てはまること。エアバッグやABSに代表される「当時オプションだった装備」が向上した分すら上乗せしていない車種もあるほど。それだけコストダウン努力をしてきたということだろう。

ちなみにアメリカで販売されている日本車の価格を調べてみたら、少しづつ値上がりしている。1994年式シビック4ドアは1万1750ドルだったのに、2009年式で1万5405ドル。全モデル30~40%の値上がりというイメージ。

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