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ガイド記事を元に、「離乳食」ガイドの川口由美子さんやみなさんとで、離乳食について語り合える場所です。
カラーコーディネート関連情報
更新日:2006年01月05日
「和」の伝統色の中でも人気の高い「かさねの色目」の中から、早春にふさわしい色・配色を3つずつご紹介します。四季折々の自然を模した、日本ならではの美しい色・配色をご覧ください。
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| 平安時代の貴族の装束をお手本にした、雛人形の衣裳。襟、袖、裾の色のかさね方にに注目! |
平安の装束といえば、「十二単(じゅうにひとえ)」。宮廷のおける「ハレ(公け)」の装束で、打袴(うちはかま)、単(ひとえ)、五ツ衣(いつつぎぬ)、打衣(うちぎぬ)、表着(うわぎ)、唐衣(からぎぬ)などをかさねたスタイルのことを指します。かさねた一枚一枚の衣の表裏を見せるために下から上へ寸法を小さくし、下の衣の袖口、襟、裾が1センチほど長くなるように仕立ててあります。
※参考サイト:杉野学園衣裳博物館 日本衣裳
季節やハレの行事の内容に合わせて、様々な衣のかさね方、色のかさね方がありますので、その中から、早春のこの季節にふさわしい配色を3つご紹介します。
■紅梅の匂(こうばいのにおい)
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単 |
← |
五ツ衣(いつつぎぬ) |
→ |
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| 青 | 濃紅梅 | 紅梅 | 紅梅 | 淡紅梅 |
淡紅梅 より淡く |
「単(ひとえ)」は、装束のベースとなる、裏地のない衣。上に着る衣との配色美をととのえる重要な役割を担っています。色名は「青(あお)」となっていますが、実際の色みは「緑」です。古来の日本語は、グリーンからブルーにかけての範囲を、「アオ」という1語で呼んでいました。これは、日本語の特殊性ではなく、世界中の様々な言語で、同様の傾向が見られます。
また、中央に「紅梅」の色が2つ並んでいますが、右側が暗く、左側が明るく見えていると思います。このように全く同じ色であっても、隣り合う色(淡紅梅、濃紅梅)との対比によって、色の見え方は変わってしまうものなのです。(明度対比)
■梅重(うめがさね)
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単 |
← |
五ツ衣(いつつぎぬ) |
→ |
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| 濃紫 | 濃蘇芳 | 紅 | 紅梅 | 淡紅梅 |
淡紅梅 より淡く |
「五ツ衣(いつつぎぬ)」は、文字どおり5枚かさねて着用する衣のことです。「紅梅の匂」や「梅重」のように、下に行くほど濃くなる同色の組み合わせを「裾濃(すそご)」といいます。「五ツ衣」の配色は、このようなコントラストの弱い融和的なものが多いのが特徴で、単調にも見えますが、この上にかさねる打衣、表着などとのコントラストによって、華やかな印象になっています。
■色々(いろいろ)
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単 |
← |
五ツ衣(いつつぎぬ) |
→ |
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| 紅 | 蘇芳 | 黄 | 紅梅 | 萌黄 | 薄色 |
「藍(あい)」と並んで、植物染めを代表するのが、「紅(べに)」。エジプト原産の「紅花」はシルクロードを経て、5世紀頃、日本に渡ってきたと言われています。夏に咲いた花を乾燥させて、厳しい冬の冷え込みの中で染色することによって、美しく鮮やかな色が得られます。「色々(いろいろ)」に見られるような、多色相を組み合わせた「五ツ衣」は、あまり多くありませんが、春を待ち望むこの季節にふさわしい配色ではないでしょうか。
さて今回は、「かさねの色目」の世界の一端をご紹介しました。伝統色とは、その時代を象徴する色のこと。日本だけでなく、世界各地にその土地ならでは、伝統色が今も静かに息づいています。今の流行を追いかけていくのは楽しいけれど、ときには伝統を振り返る「心のゆとり」も持っていたいですね。
※色はあくまで目安です。ブラウザやディスプレイによって、見え方が異なります。
※参考図書:『かさねの色目 平安の配色美』長崎盛輝著 『日本の色を染める』吉岡幸雄著
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