飼い主のいないネコはかわいそう? それとも迷惑?
かわいいネコは、ガイドも大好き!でも飼うには責任が生じます。その責任は、飼い主のいないネコに対しても同じなのです。©岩田麻美子
以前、ガイドが暮らしていた都心の住宅地は、飼い主のいないネコ、いわゆるノラネコがとても多い町でした。ガイドの家のすぐ隣の狭い空き地が格好のネコたちの集会所で、盛りのシーズンになると、夜な夜なネコたちの切ない声が深夜まで鳴り響きました。ガイドはネコが大好きでしたが、たまったものではありませんでした。
しかも、町のいくつかの場所で、定期的にネコにえさやりをしている人もいて、「ネコにえさをあげないでください」という張り紙のすぐそばで、食べちらかしたえさが匂い放ち、衛生上も好ましいといえませんでした。
「飼い主がいなくてかわいそうだから、えさくらいあげたい」と思うことは、ネコ好きの勝手な言い分。ネコが苦手な人からみると、飼い主のいないネコなんて、迷惑な存在以外の何ものでもないのです。それまでは、単純にネコが大好きだったガイドでしたが、人間との関係は、一筋縄ではいかず、複雑なことを痛感させられました。
だからといってネコには罪はありませんよね。だって、飼い主のいないネコは、元々、人間が身勝手に捨てたネコのはずだから。そして、そのネコたちが繁殖して、人間の目から見た迷惑行為をしてしまうという構図です。かわいそうも、迷惑も、ネコの目から見たら、人間の勝手な言い分に過ぎません。
う~ん、ネコ好きとしては、この構図、かなり悲しいな。