妊娠の基礎知識/高齢出産

高齢出産・ワーキングマザーを選んだ訳

今回は高齢出産後も働き続ける女性にインタビューを試みました。35歳まで仕事に邁進し、管理職に。その後出産・子育てをされて職場復帰されたA子さんのお話をご紹介します。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

これまでの記事で、高齢出産女性の産後の職場復帰や産後に起業する女性たちについてレポートしてきましたが、今回は高齢出産後も働き続ける女性にインタビューを試みました。

35歳過ぎまで仕事に邁進

35歳過ぎまで仕事に邁進した
やりがいを感じながら仕事に邁進
A子さんは現在43歳。住宅設備系メーカーにお勤めで、38歳で出産されたワーキングマザーです。男女雇用機会均等法の第一世代でもあります。

大学は理系の学部を卒業し、就職。最初はクレームやトラブルなども多い現場での仕事に対して「私のやりたかったこととは違う」と、とまどいを感じましたが、徐々に仕事を任されていくにつれて、やりがいを感じるようになりました。

「修理や点検などが中心の仕事という性格上、現場は私以外のほとんどが男性でした。でも、大卒で女性ということで、私一人が周囲と浮いてしまうと感じることはほとんどなく、肩の力を抜いて働ける現場でしたね。その当時の私が気付かなかっただけで、周囲は気を使ってくれていたのだと思いますが……」とA子さん。

その後、自分が希望していた部署に異動になり、さらなるやりがいを感じながら仕事に邁進したA子さん。その部署は他にも女性社員もいて、いろんなことを相談できる同僚にも恵まれました。一般に、「入社3~4年目で仕事の壁にぶつかる」とも言われますが、A子さんの場合は、少々の波はあるものの、乗りに乗って仕事に邁進していました。

>>仕事に邁進していたA子さん、やがて出産を意識します。次ページへ>>
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