しんどいなと思ったら、治療をお休みする勇気も
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| 体の声に耳を傾けてみて |
そもそも現在は、10組に1組は不妊であるといったデータが流布されていますが、これは「欲しいときに授からない」という方までもが不妊という枠に入ってしまっているからではないかと私は考えています。自然な性生活を送るということを大切にせず「急いで子どもをつくる」という考えがまかり通っているのではないでしょうか。
不妊治療という「対症療法」を選ぶ前に、冷え性を改善したり、ストレスを減らす環境を整えたり、といった体の声を聞くというケアを大切にして欲しいと思います。
私は不妊治療反対派というわけではありません。卵子も精子も自分たちの体の中で生まれるのですから、それらの出会いのために医療サポートを受けることに、罪悪感は必要ありません。夫婦の深い愛情がある限りは。
ただし、夫婦が普通の性生活ができなくなるほど、不妊治療のダメージを受けている間は、しばらく治療をお休みするということも必要だと考えています。一度、方の力を抜いてリラックスしてみては?と思うのです。その「不妊治療のお休み期間」に妊娠されるというケースが多いことに、私も驚いているほどです。
作ってもらったら、次は産ませてもらう?
つらい不妊治療の過程で、妊娠することに一生懸命になりすぎて、せっかく赤ちゃんを授かっても、その後の赤ちゃんとの生活に楽しさが見いだせず、この先どうなってしまうのか不安なる方に加えて、「作ってもらったから、次は産ませてもらう」という思考回路になってしまう方も少なくありません。
「自分の力で産む」という気持ちになりきれないのです。助産師さんや産婦人科医の間でも「不妊治療後に授かった方へのマタニティプログラムが必要だ」という声が聞かれます。
気持ちとしては自然に産みたいと思っている人の中にも「不妊治療で授かった場合は、自然出産は難しいから、帝王切開で産むほうがいい」とベルトコンベア式な思考回路になってしまう方もいらっしゃる。確かに、不妊治療で授かった場合に「安全のために帝王切開をすすめる」という医師はいるかもしれませんが、自然出産ができないということはありません。
むしろ、授かるときは医療のサポートを得たので、産むときはできるだけ自然な陣痛を味わって、赤ちゃんの生まれてくる力を感じたいと考えるほうが自然ではないでしょうか。もちろんそういう方も大勢いらして、不妊治療で授かった赤ちゃんを自然出産されています。
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