反抗期にやってはいけないこと
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| 親は根気よく、子どもを待つゆとりを持つよう心がけてください |
自我が芽生え始めた「怪獣期」。思い通りにならなかった欲求不満がかんしゃくとなって現れます。子どもはかんしゃくを起こすことで、心のエネルギーバランスをとろうとしているのです。そうなってしまったら、ただ宥めるだけで収拾がつかないかもしれません。ましてや「ほら、言ったでしょう!」と叱り飛ばしては逆効果。まずは抱きしめたり、背中をなでてあげたり、スキンシップをしてください。そして落ち着いてきたら「こうしたかったんだよね」と、子どもの気持ちを言葉にして受けとめてあげることが大切です。
もちろん、しつけは大切なので叱る場面も必要です。その場合、父親と母親の両方でガミガミ言ってしまわないように。子どもは逃げ場がありません。片方が叱って、「そんなに叱らなくてもいいじゃない……」ではなく、父親と母親の意見、子育ての方針は一致していることが前提です。父親から叱られたら、母親はその後で、「わかったもんね!」という気持ちを込めながら黙って背中をトントンと優しく叩いてあげるとか、そうしたフォローをしてあげましょう。
反抗期に絶対してはいけないこと、それは「モノ」で釣ることです。言うことを聞かせようと大人が切羽つまってしまうと、「我慢したらあとでご褒美を買ってあげるから」と手っ取り早い方法を取ってしまいがち。でもそれでは「泣けば自分の欲しい物が買ってもらえる」と子どもが思ってしまうかもしれません。「○○してあげるから」と言ってしてあげなければ、親はうそをついたことになります。「泣けば思い通りになる」という場面を作らないようにしましょう。
2人目は最終的にいいほうに働く
初めての子が第1次反抗期という時期は、そろそろ2人目を考える時期でもあります。ところが、反抗期に手を焼いて「2人目なんて考えられない……」と思ってしまう人も多いようです。私のところにも共働きの母親から「2人目が授かったけれど、上の子が怪獣みたいにたいへんな時期なので迷っています」というメールが来てて、慌てて「そんなことはない」と返信してしまいました。
共働きで夫婦とも報道現場で活躍しているという超忙しい人。「2歳児ギャングで、毎日世話に疲れ果てている。この状態で2人目はもう無理……」と精神的負担がどっぷりという感じでした。このように、次の出産も迷うほど怪獣くんに手を焼くこともあるわけですが、2人目が授かったのは反抗期の子どもにとっても親にとっても、最終的にいいほうに働きます。
まず、子どもは言葉も十分理解できるようになる3歳くらいになると、「怪獣度」も和らいできます。妊娠してから出産までは10ヶ月近くありますが、今反抗期の子どもは、その期間もいろんな面で成長を遂げるわけです。それを計算に入れることができなくて、「今のままの手に負えない子に新生児のお世話……、とても無理」となって、次の子の年齢差が4歳、5歳と離れてしまう。
それが大きな問題だというわけではありませんが、上の子が2歳くらいの頃にお腹にやってきた子は、学年で3歳違いくらいですよね。これはワーキングマザーにとってベストな年齢差なのです。小学校に行くようになれば、年の近い兄弟・姉妹がいれば、2人で帰ってきたり遊んだりしてくれて、働く親は助かります。成長して、受験という時期になっても、高校受験と大学受験が一緒だと、家族旅行もお休みというピリピリムードが1年で済むというわけです。もちろん、一度に進学となればいろいろものいりにはなりますが、そこは共働きですからしっかり貯金をしておくことが肝心です。
お金の面でも労力の面でも子どもが2人だと2倍になるということはありません。兄弟・姉妹といった子ども同士の世界ができることで、親も楽ですし、親のエネルギーが分散してくれることで、子どももプレッシャーが軽くなるという面もあるでしょう。
いずれにしろ、反抗期は半年から1年くらいのもの。この時期を過ぎれば、また違った雰囲気の子どもに成長していきます。親もあまり振り回されないように、「ゆるみながら、待ちながら、根気よく」といった心で、反抗期という健全な成長過程を楽しむような余裕を持ちたいものです。
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