未来には日本人がたった1人?
また、「少子化になっても問題ないのでは?何が問題なの?」というご意見もあるようです。でもそれは「超少子高齢社会の到来」という現実を甘くみた考えではないでしょうか。現状のまま少子化が進行すると、2005年現在で1億2767万人の日本の総人口が、2050年には1億人に目減りする見込みです。その総人口に占める65歳以上の人口の割合(高齢化率)は、35.7%に達するのです。
考えてみてください、3人に1人以上が高齢者という国になるのです。「おじいさんとおばあさんの国、日本」になります。国としての活力はもちろん、現在の子どもたちに大きな負担を強いることは目に見えているはずです。さらに現在の出生率・死亡率を前提に試算した結果は、2100年の日本の人口は4,100万人に減少し、遥か未来の3200年には、なんと日本人はたったの1人に! これはもちろん、機械的な試算ではありますが、現在の出生率がいずれ危機的状況を招くことが推し量れるのではないでしょうか。
国は現在、20歳代後半の世代(団塊ジュニアに当たる世代)、が、あと4~5年の間に「出産を決断する」という状況を作るための環境づくりをサポートしていくと思います。ただ「産めばいい」というわけではもちろんないのです。今の子どもたちが過ごす未来のために、サポートできることは、それぞれの立場でたくさんあると思います。
未来の人のために政治はある
そしてもう一つ、私は今回の猪口さんとの懇談の中で、改めて感じたこと。それは「政治力」の大切さです。「政治」聞けば、権力や男性社会といったキーワードが連想されがちです。特に日本の場合は女性の政治家が国際的に見ても少なく(
前回の男女平等社会の記事にもありますが)、ともすれば「ファッションがどうだこうだ」と瑣末なことをメディアで騒ぎ立てられる傾向があります。
「政治家なんて誰がなっても同じ」というつぶやきは、未来の人をあずかる子育て世代にとって怠慢ではないでしょうか。私たちが選んだ議員の活動次第で、生活が改善する・改善させるために意識的にならなくてはと思うのです。猪口さんが地方自治体トップとの会合を積極的に行うことで、地方自治体は「大臣が来る!」となれば、その地域の子育て・男女共同参画の実態を改めて調べ上げ、問題点を目の当たりにでき、それによって改善策を考えていく事ができるのです。そうした活動ひとつとっても、子育て世代には有意義な政策が実現されるきっかけになります。どうぞ、ワーキングマザーもワーキングファーザーも子育てという視点で政治を見つめ、子どもたちという未来の人が幸福になるための環境を整えていこうではありませんか!
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