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乾物の使いこなし

栄養価、戻し方、保存など、乾物使いのコツを教わりましょう。正しいご飯作りの基礎がためを!

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

妊婦の食卓の味方・岡本正子さん(管理栄養士)に、乾物使いのポイントを教わりましょう。


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干ししいたけとビタミンDの関係は有名ですね。

生の状態と乾物では、栄養がどう変わるの?


栄養価が増えることがあります。椎茸は日光に当たると、人の体内でビタミンDになる物質ができます。切り干し大根は、鉄分ができます。

乾物は水で戻すように書いてあるけれど、お湯で戻しちゃダメ?


早く戻したいときはお湯でもOK。でも、水でもそんなに長時間かからないものもありますから、基本は水戻しと思ってください。戻し汁をだしとして使用したい場合は水の方がずっとおいしいです。また、水でゆっくり戻すと、歯ごたえを残しながら柔らかくなるようです。

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きくらげ。白いきくらげはお料理を黒っぽくしたくない時に。
中には、高野豆腐など、熱湯では崩れてしまうものもあります。その場合は、40度くらいを限度に。それでも少しスピードアップになります。

岡本さんが考える「妊娠中のおすすめ乾物」は?


乾物には、とりにくい鉄分がとれるものがたくさんあります。ひじき、切り干し大根、きくらげ、高野豆腐、ごま、青のりなどで貧血予防をしてください。

昆布、椎茸などは高級品があるけれど、高価な乾物は何が違うの?


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昆布にはいろいろな形態があるので試すべし、です。これは細切りで、さっと煮に合う「すきこんぶ」。
一般的に国産が高いのですが、やはりおいしいと思います。頻繁に使って欲しいので高級品ばかり買うわけにはいかないけれど、ときどきはいつもと違う価格帯で買って、味と価格のバランスがいいものを探してみては。

上手な使い回しのコツは?


乾物は湿気をきらうので、開封したらいっぺんに戻し、調理してしまうのが原則です。乾物は何でも冷凍できますから、多い分は冷凍庫へ入れてしまいましょう。

>>次はひじきを使ったレシピをご紹介します>>
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