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冷凍母乳バッグを選ぶ

冷凍母乳バッグにいろいろな商品が出てきています。この商品の老舗メーカー・カネソン本舗に使いこなしと選び方のポイントをお聞きしました。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

先日、母乳用品のメーカーであるカネソン本舗の霜鳥知子さん(東京営業所マネージャー)にお会いし、最新の冷凍母乳バッグを見せて頂きました。以前は一種類しかなかった冷凍母乳バッグですが、今やサイズ、形状などがバラエティ豊かになっています。出産をひかえ、「冷凍母乳ってやってみようかな?」と思っている方のために、基礎知識とバッグの選び方をご紹介します。

保管は3週間まで

写真のタイトル
カネソン最新製品は一番小さい50CCタイプ。三角形をしているのは、少量の母乳もしっかりバッグの底にたまるから。

母乳は、冷凍しても成分がほとんど変わらないことがわかっています。ですから、母乳で育てているけれどお母さんと赤ちゃんがどうしても離れなければならないとき、冷凍母乳は安心して使える手段です。

ほ乳瓶に入れて凍らせてもいいのですが、専用の冷凍母乳バッグは便利にできています。付属のテープで簡単に密閉できるし、母乳を搾乳した日時や名前など安全面で必要な情報を書き込むシールもついています。そして、板状にぺちゃんこになるので、スピーディーに凍結して成分をよく保ちます。最小限の大きさになるので場所もとりません。

冷凍庫の温度は家庭によってまちまちですが、マイナス18度とすると、保管できる日数は3週間です。ただし過信は禁物なので、1週間くらいを目安にして計画的に使い切ります。

「乳及び乳製品の成分企画に関する省令適合品」だと長期も安心


バッグの素材はポリエチレンで、食品で一般に使われている冷凍食品の袋のようなものです。ただしポリエチレンにもいろいろなレベルがあります。

通常食品の袋に求められる「食品衛生法規格品」であることはもちろん、赤ちゃんにあげるには、より上質な「乳及び乳製品の成分企画に関する省令適合品」という規格も満たしていると長期の保管もより安心です。ポリエチレンは油分の多いものを入れると成分が溶け出しやすいのですが、後者の規格を満たしたものは溶出が起きにくいとされています。

保育園に預けるなら200CCサイズが定番


カネソン製品には、袋のサイズが50cc、100cc、200ccと3種類あります。新しく出た一番小さいものは50CCで、これは新生児用。日本中のNICU(新生児集中治療室)で、治療中の赤ちゃんにお母さんが母乳を届けるために大活躍しそうです。小さな袋なら、数CCでも惜しい初期の貴重な母乳が無駄になりません。

2ヶ月くらいから、お母さんの外出や、仕事への復帰ために使う場合は、100CCがちょうどいいかもしれません。200CCは、飲み盛りにも対応できて、保育園へ届けるためには一番活躍するサイズです。

保育園での冷凍母乳受け入れは、行政の指導があったこともあり、東京都では普及しつつあります。同社の保育園へのアンケートでは、6割が「受け入れる」と回答しました。まだ始まったばかりなので一部には混乱も見られるようですが、勉強会などがおこなわれる区もあり、少しずつ進展しているようです。

◆もっと知りたい方へ
おすすめINDEX 「母乳育児」
母乳のおさらいに必修のサイトを集めたリンク集!

カネソン本舗 ホームページ(おっぱい育児WEB)Q&A週
Q&A形式で冷凍母乳の詳細情報あり。このサイトの中には商品紹介コーナーもあるのですが、まだ50ccサイズが掲載されていません。発売はされていますので、関連のネットショップなどで探して下さい。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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