加湿器は、その「加湿方式」によって、大きく4つのタイプに分けられます。それぞれに特徴があるので、適材適所で使い分けたいものです。
即効性で選ぶならスチームファン式(加熱式)の加湿器
ヒーターで水を加熱し、沸騰させて蒸気に変える方式。やかんでお湯を沸かすのと同じ原理です。白い蒸気が勢いよく出るので、加湿している実感があります。ファンで蒸気を送り出すタイプが主流です。
共働きやひとり暮らしなど、家にいることが少なく使用時間が短い場合におすすめ。また、短時間で湿度を上げたい場合には有効です。
【長所】
- 加湿のパワーは高く即効性がある
- 水をいったん加熱するので衛生的
【短所】
- 消費電力が他に比較すると大きい(200W~500W程度)
- 吹きだし口が熱くなる
- 蒸発皿に残るミネラル分が水アカとして貯まるり、こまめな掃除が必要(ただし、最近はフィルターを搭載してこれを防ぐ仕組みも出ている)
■スチームファン新方式
方式としてはスチーム式となりますが、吹き出し口の温度が“約40度”という、スチーム式の短所であった「吹き出し口の熱さ」を解消した方式。パワーと安心を備えた加湿器といえます。
長時間使う人にはヒーターレスファン式(気化式)の加湿器
水を含んだフィルターにファンで風を送り気化させる方式。洗濯物を乾かしたり、ホテルで水に濡らしたバスタオルを使い加湿する方法などが近いイメージです。電気代が安いので、大半は家にいたり小さい子供がいるなど、長時間使う人におすすめです。節電意識の高まりもあり、最近はこの方式の製品が増えています。
【長所】
- ヒーターを使用していないので、吹きだし口が熱くならない
- 送風のみなので消費電力が少ない(15W~30W程度)
【短所】
- 加湿パワーは弱めで急速に加湿をすることはできない
- 原則、加湿フィルターの交換または手入れが必要(最近は交換不要のフィルターが増えている)
パワーがあって省エネなハイブリット式(加熱気化式)の加湿器
気化式をベースとして、湿度が低い時はフィルターに含んだ水分に「温風」をあてて加湿量を多くし、湿度が安定してきたらヒーターを切り「送風」のみで加湿を一定に保つタイプ。消費電力はヒーターレス式より大きいがスチーム式よりは小さく、加湿のパワーも両者の中間となり、機能とコストのバランスがよい加湿方式と言えます。省エネ性は重視したいが、加湿スピードの速さも必要という人におすすめ。
【長所】
- 部屋の状況に応じて「温風」と「送風」の2つを切り替え効率が良く省エネ
- 吹きだし口が熱くならない
【短所】
- 原則、加湿フィルターの交換または手入れが必要(最近は交換不要のフィルターが増えている)
デザインで選ぶなら超音波式の加湿器
水に超音波を当てることで微粒子にし、それをファンで送りだす方式。霧吹きのようなイメージと言えるでしょう。加湿装置がコンパクトにできるので、いわゆるデザイン家電などで採用されています。デザインにこだわる方なら気に入るでしょう。
【長所】
- 消費電力が少なく、加湿能力も高い
- 小型でデザインがきれいなものが多い
【短所】
- タンク内の水を衛生的に保たないと、吹きだす蒸気に雑菌が混ざりやすい
- 水分中のカルキも空中に放出されるので、乾燥したときタンク内に白いものが残ることもある
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