タイ/タイのビーチリゾート

ホアヒン

王室の御用達リゾートとして発展したため、他のビーチとは違う大人のリゾートとしての上品で落ち着いた趣のあるホアヒン。ビーチ近くの内とマーケットでは、ローカル価格で買い物やグルメが堪能できるのも魅力的!

執筆者:清水 千佳

上品で落ち着いた趣あるタイのリゾート、ホアヒン

バンコクから陸路で気軽に行けることから、バンコク在住外国人の家族に人気のあるビーチリゾートでもある

バンコクから陸路で気軽に行けることから、バンコク在住外国人の家族に人気のあるビーチリゾートでもある

日本の観光客に知られているビーチリゾートと言えばプーケット、サムイ、パタヤですが、タイ人やタイ在住外国人(日本人含む)に人気のあるビーチリゾートがホアヒン。

タイ王室の避暑地として上流階級社会で親しまれてきて、王室御用達のロイヤルリゾートとして発展しました。そのため、プーケットやパタヤビーチの喧騒とは異なる、大人のリゾートとしての落ち着いた趣があります。例えるなら日本の葉山のような上品な雰囲気と言えるでしょう。

意外と日本の観光客にはその名前と魅力が知られていないのですが、バンコク在住の日本人が「タイで一番リラックスできて好きなリゾート」として挙げるほど人気の高いビーチリゾートでもあるのです。そして一度訪れるとその魅力にはまり、ほとんどの人がリピーターになるといわれています。

ロケーションとアクセス

タイの列車

のんびりとした時間の流れや、田舎の風景を楽しむなら列車の旅がおすすめ

バンコクから250キロ南西へ行った場所に位置。ハイウェイもあるので車ならバンコク中心部から2時間半で到着します。

■列車
フアランポーン駅から列車も出ていますが、所要4時間弱と車よりも時間がかかるため、利用する人は車やバスよりも少ないようです。しかし、タイの田舎風景をのんびり眺めたり、乗り合わせたタイ人と話をしたり、列車でしか味わえない楽しさもあるので、時間に余裕のある人にはおすすめの移動方法です。

■バス、ミニバン
中距離バスが南バスターミナルから出ています(180バーツ/約576円~)。しかし、南バスターミナルがバンコク市内から非常に遠いため、旅慣れている人であれば、バンコク市内のビクトリーモニュメント(BTSビクトリーモニュメント駅)付近から出ている中距離用のミニバンに乗って行くと便利です。ちなみに料金は160バーツ~(約512円)。外国人観光客も多いため、スタッフも簡単な英語で対応することが可能。本数も多いので当日乗り場へ行ってチケットを購入しても大丈夫です。出発までに時間があれば、近くのショッピングセンターやバンコクで有名な屋台街を散策するのも楽しいかもしれません。

■チャータータクシー
チャータータクシー

普通のメータータクシーよりもきれいで大きい車が使われることの多いチャータータクシー

ちなみにガイドは時間がかかってもタイの列車の旅を楽しみたいので毎回、往路は電車で、復路はチャータータクシーでバンコクに戻ることにしています。タクシーを利用すれば途中の道にいくつかあるアウトレットに寄って買い物も楽しむことができるので、旅慣れた買い物好きの方にはおすすめです。料金は1900~2500バーツ(約6080~8000円)。

 

ホアヒンの気候

雨季はバンコクやプーケットほど雨が降ることがないと言われています。タイのほとんどのビーチが雨季になってしまう日本の夏休み時期も、ホアヒンのビーチは雨の影響をそれほど受けず楽しめるでしょう。

ホアヒンの代表的なビーチ

美しい白浜が北から南に5キロも続くホアヒンビーチが、ホアヒンの中心部。ちょっと足を伸ばせば、海の透明度が高いことで知られるスアンソンビーチや、日本のCMのロケにも使われたことがあるほど入江の風景が美しサイノイビーチがあります。

ホアヒンの魅力

シーフード

綺麗なビーチと美味しいシーフード、そしてゆっくりと流れる時間が魅力のホアヒン

ホアヒンの駅には、かつて王族たちが使用していた専用待合室が残っています。現在のラーマ9世(プミポン国王)は、一年の多くをここホアヒンのクライカンウォン宮殿で過ごしていることから、治安も良いことでも知られています。

ビーチリゾートにありがちなネオンがギラギラしたバーや歓楽街もなく、街全体が上品な雰囲気というのも家族連れに支持されている理由。

そして、街全体がこじんまりしているため、海以外の観光、ショッピング、グルメのすべてを堪能しても移動距離も少ないため体力も消耗しません。2~3泊の滞在をあわただしく時間に追われるのが嫌な人には、程よい大きさの街と言えるでしょう。

>>>ホアヒンの観光スポット、見どころ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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