年金/厚生年金の仕組み

誰がいつから払う?もらえる?厚生年金

厚生年金って、何歳から加入するの? また何歳からもらえるの? この疑問について、国民年金と対比しながら考えてみたいと思います。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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会社に就職=厚生年金に加入

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法律上は、パートやアルバイトは正社員の4分の3以上の時間勤務している場合は、厚生年金に加入となる。尚、加入義務は「会社」に課せられている
さて、今回は「誰がいつから払う?もらえる?」シリーズの2回目。前回は国民年金について書きましたので、今回は「厚生年金」について書いてみたいと思います。

「国民年金の加入は「20歳」から」、これは多くの方がご存知なのですが、厚生年金の加入は何歳からなの? これは知っているようで知らないことのようです。

国民年金は「20歳」という年齢が加入のポイントでしたが、「厚生年金は会社への入社が加入時期」となります。従って、年齢は関係がありません。仮に中学卒業後15歳で就職した場合は、15歳が加入時期となります。

又、パートやアルバイトから、正社員になったようなケースは、正社員になったときに厚生年金に加入する場合もあります。

会社員の期間=厚生年金加入期間

また加入期間について、国民年金が「20歳から60歳まで40年間」と決まっていたのに対し、厚生年金は「会社員であった期間がそのまま」加入期間となります。

但し、加入年齢の上限(70歳)は設けられています。会社に勤めた人は、会社の役職に係わらず加入することになります。ですから、社長や取締役といった「役員」についても常勤であれば厚生年金に加入することになります。

仮に15歳で入社し、65歳までずっと会社員であったならば、50年間厚生年金に加入したことになりますし、1ヵ月だけ会社員として働いて、後は自営業者であった、なんてケースですと厚生年金の加入期間は1ヵ月だけとなります。

複数の会社に勤めたケースについては、当然加入期間は通算されます。

次のページでは、「厚生年金はいつからもらえるの?」にお答えします >>>

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