まずはチェック!資産運用の落とし穴

更新日:2009年09月24日

間違いだらけの401k運用指図

ある巨大企業での確定拠出年金の運用実態を知りびっくりしてしまいました。多くの人が理に合わない投資をしています。会社が与えてくれたせっかくの機会をしっかり生かして十分な年金資産を作りたいものです。

従業員数万人という大手電機メーカーにおける確定拠出年金の運用状況の資料を入手しました。年代ごとに、どういう資産に投資をしているかが一目瞭然なのですが、正直いってびっくりしました。

なぜなら、間違いだらけだからです。

大半の人が元本確保型を選択

写真のタイトル
ある巨大企業の401k年代別資産内訳。保険と定期預金は元本確保型商品で、投資信託はリスク商品。20歳代が元本確保を重視していることは不思議でした。2009年3月末現在、単位は%
どの年代でも、過半数の人が保険や定期預金などの元本確保型の商品を保有しています。しかし、60歳まで使えない資金の運用で元本確保を選ぶことには、どんな合理性も見い出せません。不思議な選択です。

ただ単にいま減ることが怖いという情緒的な対応の結果でしょう。しかし、60歳に至るまでの物価上昇の怖さが見えているのでしょうか?目の前の不確実には反応してしても、超長期のリスクを直視できていないのではないでしょうか?

あるいは定期預金に分散する意義を感じているのかもしれませんが、値動きのない資産に分散する意味は、長期ではほとんどありません。

若い人がリスク商品を避けている

もっと驚くことが、一番若い20歳代が定期預金をたくさん保有して、リスク商品である投資信託の保有が少ないことです。

元来、60歳までの運用機関が長い人ほどリスクが負えるので、20歳代の運用者ならほぼ全額を株式投信に投入したいところですが、意外に保守的な姿勢にびっくりしました。

もしかしたら、老後生活への意識がまだうすいのか、あるいは投資教育をきちんと受けていないのかもしれません。ただ、老後のことが心配になりだしてから、運用スタイルを攻撃的に転じても、「時すでに遅し」となりかねません。

若い人の宝である時間をしっかり使うために、若いときから適切な運用を心がけたいものです。適切な運用とは・・・どのような配分で投資信託を買うかという課題です。

投資信託の保有内容について、さらに詳しい解説は次のページで!
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北川 邦弘

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