イタリアンの基本/イタリアンの基本関連情報

真夏のイタリアンパスタ

イタリアには冷製のパスタがありません。でもイタリアの夏によく食べられるパスタメニューをご紹介します! ピクニックにも最適ですよ。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

真夏のイタリアンパスタ

所要時間:20分

カテゴリー:パスタ冷製パスタ

イタリアにはいわゆる「冷麺」はありません

夏にはやっぱり冷たい麺類をするする~とすすりたくなりますよね!ではパスタにもあるか? といえば、実はこれイタリアにはないのです。イタリアで、茹でたパスタを冷たい水で洗って、冷たく食べるという習慣はありません。実は冷製トマトのカッペリーニは、日本からの逆輸入パスタだったので、イタリアでは「定番」というパスタ料理ではないのです。

では、イタリアでは暑い夏にいったいどんなパスタを食べているかというと、「ぬるい」パスタを食べるのです。ポイントは、パスタは茹でたて熱々なのですが、ソースが冷たいこと。つまり混ぜ合わせるとちょうどいい感じでぬるくなります。これをパスタ・ティエーピダ(Pasta tiepida)といい、イタリアの夏のポピュラーな食べ方です。またぬるめな温度から、食欲のない夏でもぱくぱくといただけます。また、ピクニックやランチボックスにも重宝されるパスタメニューなのです。

真夏のイタリアンパスタの材料(2人分)

パスタの材料
ショートパスタフジッリ180g
ニンニク1片
エクストラバージンオリーブオイル大さじ4杯
二つまみ
トマト1~2個
ツナの缶詰1缶
オリーブ黒オリーブ10個位
ケイパー大さじ1杯
チーズスカモルツァ好みの量で
イタリアンパセリ適宜
スカモルツァチーズが手に入りにくい場合は、モッツァレラでも代用可能です。但し、お弁当にはオススメできません。このパスタを作る時はショートパスタがベストです!

真夏のイタリアンパスタの作り方・手順

パスタの作り方

1

にんにくは底を切り落とし、ボウルにたっぷり目に擦り付けます。湯むきしたトマトは、皮と種を落とし、ザク切りにしてボウルに入れ、塩をして混ぜ合わせます。<br />
にんにくは底を切り落とし、ボウルにたっぷり目に擦り付けます。湯むきしたトマトは、皮と種を落とし、ザク切りにしてボウルに入れ、塩をして混ぜ合わせます。

2

オリーブはスライスし、ツナ缶は水を捨てて、トマトの入ったボウルに入れます。ケイパーも入れてよく混ぜ合わせます。全体が馴染んだら、オリーブオイルを注ぎ入れ、トマトの形が崩れないようにして混ぜ合わせます。<br />
オリーブはスライスし、ツナ缶は水を捨てて、トマトの入ったボウルに入れます。ケイパーも入れてよく混ぜ合わせます。全体が馴染んだら、オリーブオイルを注ぎ入れ、トマトの形が崩れないようにして混ぜ合わせます。
ポイント!‥ツナ缶は油漬けでも大丈夫ですが、しっかりと油を切って下さい。

3

スカモルツァチーズを食べやすい大きさにきり、刻んだイタリアンパセリを加えてさらに混ぜ合わせます。<br />
スカモルツァチーズを食べやすい大きさにきり、刻んだイタリアンパセリを加えてさらに混ぜ合わせます。

4

塩をたっぷりめにして茹でたパスタをザルに上げ、大きめのお皿に盛り、3のソースを手早く混ぜ合わせて頂きます。<br />
塩をたっぷりめにして茹でたパスタをザルに上げ、大きめのお皿に盛り、3のソースを手早く混ぜ合わせて頂きます。

5

大きめのお皿で混ぜてから、小分けするのがイタリア流!  <br />
大きめのお皿で混ぜてから、小分けするのがイタリア流!

ガイドのワンポイントアドバイス

好みで帆立貝のお刺身などを入れても美味しくいただけます。スカモルツァチーズが、パスタの熱で、少しとろりとなると本当に美味しく召し上がれます!大きめのボウルのようなお皿で混ぜ合わせてから、各々のお皿に取り分けするとよりイタリアっぽくなります。サラダ感覚で食べられるパスタです。お弁当にする時は、もう少しオリーブオイルを足して混ぜ合わせて下さい。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます