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更新日:2010年08月06日
うだるような猛暑が続き、熱中症で病院に救急搬送される人がうなぎ昇りです。若くても油断できない熱中症。これで入院したり死亡したら、病気・災害のどちらで保険金が支払われるの? さっそく調べてみました。
熱中症は不慮の事故と認められない!?
熱中症をもたらす、この異常な暑さ・熱波は、天災(災害)以外の何物でもないと思い、熱中症で入院・死亡したら、病気と災害のどちらの保険金が支払われるのか疑問を感じ、調べてみました。
保険の世界では、災害と認めるのは「不慮の事故、または、所定の感染症を直接の原因」とする場合です。熱中症は感染症ではないので、熱中症が災害と認められるかどうかは、不慮の事故とみなせるかがポイントになります。
不慮の事故の定義は、「急激」かつ「偶発的」な「外来」の事故という3つの要件を満たすものとする保険会社が一般的です。
3つの要件の定義は次の通りです。
●急激……自動車事故や物が落ちてくる、土砂に押し流されるなど突発的な出来事であること
●偶発的……本人が予期し得ない偶然な出来事であること
●外来……身体へ外部から力が加わること
で、熱中症は3つの要件を満たさないので、災害で保険金は支払われないことになります。
(ただし、かなり特殊な事例ですが、災害と認めた判例があります。その事例は、「工事中の熱射病による死亡で、過度の高温が気象条件のみならず、作業場の鉄板による反射熱が気象条件に相乗した結果として熱射病になった」としたものです。)
熱中症による入院・死亡は、「災害」では保険金が支払われないとなると、「病気」で支払われることになります。「支払われるなら、どちらでもいいじゃない」と言われそうですが、実は、どちらで支払われるかで、ちょっとした違いが出てくるのです。
どんな違いがあるかは次のページで